エアアジア
エアアジアは、マレーシア発祥のLCCであり、名古屋バンコク間を最安値級で利用できる。
エアアジアの中でも特に人気路線なのが、タイと日本を結ぶ路線だ。
今までは、名古屋からバンコクへ行くにはJALのほぼ一択、直行便でなければ中国国際航空の乗り継ぎを利用するのが王道だったが、名古屋バンコク間にエアアジアが就航した。
今回は名古屋バンコク間をエアアジアで往復し、「使える」飛行機なのかレビューしよう。
エアアジアでタイが身近になる
エアアジアの魅力はやはり価格だ。
JALの名古屋バンコク間の往復は、最安値で6万円前後、通常は8万円前後。
ビジネスクラスは最安値で22万円ほど必要だ。
一方、エアアジアなら、往復25,000円、ビジネスクラスは7万円前後と半額以下で利用できる。
LCCに初めて乗る人はサービス面で不安になるかもしれないが、そんな心配は無用だ。
JALとエアアジアの違いを先に述べよう。
最も大きな違いは、JALはスワンナプーム空港、エアアジアはドンムアン空港に到着する。
目的地がバンコクなら、この二つの空港とバンコク間の距離はほとんど変わらない。
バス、タクシー、電車と好きな移動手段を選べる。
よって、バンコクが目的地ならJALでもエアアジアでも対して変わらない。
一方、パタヤへはスワンナプーム空港が便利だ。
スワンナプームからパタヤまで道が空いていれば薬1時間半、一方ドンムアンからパタヤまでは2時間半ほどかかる。
約一時間の差があるが、価格差を考えるとエアアジアの魅力は捨てられない。
最も大きな差が出るのがビジネスクラスを利用するケース。
JALのビジネスクラスはプレミアムレーンと呼ばれる優先券が付いてくる。
プレミアムレーンとは、入国審査、出国審査、保安検査を専用レーンで実施できるメリットがあるのだ。
要するに待ち時間がほとんどない。
スワンナプーム空港もドンムアンも、入国と出国検査の時間が非常に長い。一時間待ちは当たり前だ。
プレミアムレーンは入出国をそれぞれ一時間ほど節約できるので、これが最大のメリットになる。
ここまでをまとめると、エコノミークラスの利用なら、価格が安いエアアジアが良い。
一方、ビジネスクラスを利用し、滞在時間を最大限活用したいならJALを選択するのが良い。
では、実際にエアアジアのエコノミークラスとビジネスをレビューしよう。
エアアジアのエコノミークラス
セントレアのエアアジアチェックインカウンターはGとなっている。
正面左すぐの場所にあり分かりやすい。
到着は2時間前くらいだったが、すでに列ができておりしばらく列に並び、チェックインする。ちなみにプレミアムフラットシート、いわゆるビジネスクラス専用レーンは並ばずにチェックインできる状態だった。
搭乗口付近にはすでにドンムアン行きの便が待機していた。
時間に余裕があるため、免税店で買い物を済ませ、プライオリティパスを利用しラウンジへ。
プライオリティパスの年会費は5万円ほどだが、楽天プレミアムカードは年会費1万円+税でプライオリティパスが付いてくる。
ご存知の人も多いと思うが、プライオリティパスは世界中の空港でラウンジが無料で利用できる。
楽天プレミアムカードの還元率はクレジットカードの中でも最強クラス、プラスアルファプライオリティパス特典もあるため、持っていてうれしいカードだ。
ビールで喉を潤し、カレーライスとナポリタンをおなか一杯食べた。
搭乗時間が近づいたので、さっそく搭乗口へ。搭乗ゲートは15番、エアアジア出発を待つ人であふれていた。
時間になり機内へ。今回は座席指定でエコノミークラスの中でも足元が広い席を指定。
通常の席と比較すると圧倒的な差があるため、最安値のこだわりが無ければ非常におすすめだ。
通常のシートは、身長175センチを超えると膝が当たってしまう。
前席が無いシートはかなり広々していて快適。
ドンムアンとの往復は約6時間と長距離なので、ぜひ利用したい席だ。
一方、通常のシートはタイの往復が25,000円と、東京大阪間の新幹線料金と変わらない。
国内旅行と同じ料金で海外旅行に行けてしまうので、こちらも超魅力的なのは間違いない。
この日は平日にも関わらず、座席はほぼ満席。恐るべし集客力。
シートの前には立派な画面とリモコンが設置されているが、これは機能しない。電源が元から落とされている。
中古の機体をそのまま利用しているためだ。中古の機体といっても、世界中の大手航空会社がしっかりとメンテナンスしてきた機体なので、安全上はもちろん、室内も非常にきれいだ。
離陸後しばらくすると機内食の時間になる。
エアアジアのエコノミークラスは、緊急時以外客室乗務員を呼ぶことは出来ない。
過剰なサービスをしない代わりに、安い運賃を実現していることは承知の通りだろう。
メニューは豊富。価格は飲み物とセットで250バーツ前後。日本円で約900円といったところだ。
料金は注文したその場で支払う。使える紙幣とカードは次の通りになっている。
・バーツは紙幣・コインOK
・日本円、ドル、中国元は紙幣のみ利用可能。おつりはバーツになる。
・クレジットカードは500バーツ以上の買い物で利用可能。
よって、食事の注文だけなら、現金の支払いが原則だ。
レートは日々変動するが、日本円の紙幣が使えるので心配無用。
今回注文したのが、タイカレーチキン煮込み。
味付けはタイ本場そのものであり、激辛に近い味付け。非常においしいが、タイ米の質の低さが残念だった。
食事を終え、うたたねしているとあっという間にドンムアンに到着。
過剰なサービスが一切なく、安く移動出来るエアアジアのエコノミーは非常に快適だった。
続いてビジネスクラスに乗ってみる。
エアアジアのビジネスクラス
プレミアムフラットシート、いわゆるビジネスクラスには様々な特典がある。詳細は公式ページにあるので割愛するが、値段以上に魅力的だ。
チェックインカウンターは並ばずにチェックインでき、優先搭乗可能だ。
チェックイン後、ドンムアン空港にあるプライオリティパスラウンジ、「ミラクル」を利用。広々していて、充電器は各テーブルに2つずつついている。
ドリンクは各種ビールや缶ジュース、ペットボトルなどがある。当然、持ち出しは禁止になっているのでLCCに持ち込もうなどと考えるのはやめておこう。
朝日が昇ると同時に機内へ優先搭乗。
シートは非常に広く、エコノミークラスとは雲泥の差。幅も広く非常に快適で熟睡できた。
JALのエコノミークラスに少し追加した料金でエアアジアのビジネスクラスを利用できるので非常に魅力的なのは間違いない。
エアアジアを利用して思ったことをまとめよう。
まず、エアアジアのエコノミークラスはとにかく価格重視。国内旅行の料金で微笑みの国タイに行けるので、タイが超身近になる。
また、ビジネスクラスを利用すれば移動の疲れを感じることなく、現地に到着してすぐに愉しむことができる。
一方、パタヤに行くにはドンムアン空港は少し不便だ。
多少の出費を覚悟し、現地の時間を最大限活用したいならJALLのビジネスクラスを利用することになる。
ビルゲイツは本当にビジネスクラスに乗らないのかにある通り、ビジネスクラスは高いようで、価格以上のメリットがあるのは間違いない。
名古屋とタイを結ぶエアアジアが就航したことで、選択肢が増えた。
JALとエアアジアの金額差は大きいが、JALカードを使うとその差は縮まる。
JALカードでショッピングマイル・プレミアム付帯というサービスを付けると、100円で1マイル貯まる。
通常1マイル1円の価値だが、マイルを飛行機に利用すると、還元率が急激に良くなる。
例えば、バンコクビジネスクラスは安いときは往復60,000マイル。還元率は約4%。
アメリカ方面のファーストクラスでは、還元率15%前後にもなる。
旅行スタイルに合わせて移動手段をチョイスできるのは非常に良いことだ。
行きたい国があっても行きたい場所ややりたいことが決まらないとき
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