下呂市・湯ノ島館
天皇も宿泊された下呂市にある高級旅館、湯ノ島館。
90年近いの歴史があり、また設備は最新で快適な旅館に宿泊しレビューします。
特別室に宿泊
今回泊った部屋が、別館の露天風呂付き特別室「春慶荘」。
透明な漆で全面を施工する春慶塗りは、高級感となつかしさが融合し、心落ち着く部屋になっています。
室内の明かりを消し、外からの光だけで過ごす雰囲気は抜群です。
入室後、さっそく和菓子とお茶を頂きます。
まだ暑い季節ということで、抹茶水まんじゅうが涼しげで、対するアツアツのお茶がホッと移動の疲れを癒してくれます。
この特別室は非常に広く、部屋が三つ。障子を開ければつながるので広々使えます。
窓から見える景色はうるおいある濃い緑色の木々。
部屋を散策し、さっそく露天風呂へ。この部屋に泊まる人専用の露天風呂です。
移動して移動して。これ、旅館の廊下ではなく、部屋の中です。非常に趣があり、また子連れの宿泊で子供が喜ぶこと間違いなし。
脱衣場の扉を開けるとヒノキ風呂と露天風呂の2つがどーんと登場します。
なんといっても露店の岩風呂が最高に気持ちが良い。湯量も十分。これが貸切風呂ではなく、お部屋のお風呂です。
お風呂ですっきりしたのでさっそく夕食を頂きます。
夕食はもちろん部屋食で、17時から19時の間で指定できます。
メニューを拝見。食前酒は栗のお酒。あんず酒のような爽やか系。
かぼちゃ風味の胡麻豆腐。
八寸はこんな感じ。素材の味を活かす絶妙な味付け加減。
続いて不思議な料理が来ました。
実はこれ、お寿司。温めることでふわふわの巻き寿司が味わえます。
お刺身の鮮度も抜群。
飛騨牛を焼きつつ、
日本酒を楽しみます。
アユの塩焼きはかぶりといただきます。
お吸い物の出汁、絶妙です。
お口直しのシャーベット。自然な軽い甘さ。
自家製味噌を添えたしし唐は口の中に香りが広がります。
蓋物もうまい。
龍の瞳とお味噌汁、お漬物。
デザートは撮り忘れましたが、フルーツと和菓子。
満腹なので、おやすみなさい。
翌朝。朝露の木々、葉っぱを眺めながら、ひんやり気持ちの良い空気を吸い込み、朝食です。
特別室は朝食もお部屋でいただくことができます。
朝食後は、ロビー近くにある、無料の珈琲でまったりと。
体のストレスと固まった筋肉、心がほぐれるような、素敵な旅館でした。
高級旅館に歴史が加わった数少ない全国でも有名な湯ノ島館に一度は泊まらないともったいないと感じました。

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