フィジーの食事
フィジアンは食べることが大好き。お食事の席では、「Eat! Eat!」と何度も言われます。
また食事の量も多く、フィジアンと一緒に食事をするだけで、とっても楽しい気分になれますよ。
フィジーでは、仲良くなった人からお食事に誘われることがよくあります。どんなお料理を、どんな風に食べているのでしょうか?
また、食べきれないほど多く盛られたお食事は、どうすればいい?など、フィジーでの「食」に関するアドバイスも記載します。
フィジーの伝統料理 〜ロボ料理〜
地熱で蒸す調理法は、南太平洋の他の国々でも見られるもの。フィジーでは、「ロボ料理」と呼ばれています。
その調理法は、まず地面に穴を掘り、その底で石を焼きます。
その上にバナナやココナツの葉を敷き、またその上にホイルやバナナの葉で包んだ食材を入れます。
さらにバナナやココナツの葉をのせて、土をかけ、その上でもさらに石を焼きながら、蒸し焼きにしていきます。
ホイルやバナナの葉で包むものの中には、魚や鶏肉にココナツミルクとニンニクやショウガ、玉ねぎなどが入ります。
こんがりと香ばしい香りとココナツのマイルドさ、そしてシンプルな味付けがたまらなくおいしいんです。
この調理は、料理ができ上るまでに数時間要しますので、現在では、大きなパーティーや結婚式、節目となるお誕生日など、特別な日に食べられています。
私のロボ料理体験談
ワンデーツアーに参加。ツアーの内容は、アクティビティの後に、フィジアンの村を訪問するというもので、大人$230程度でした。
村では、もちろんロボ料理が準備されていて、その様子も見ることができました。写真の焼きそばのような炒め物は、ロボ料理ではありません。
ロボ料理を食べてみたい方へ
街中のレストランなどで気軽に食べられる料理ではありません。ロボ料理を食べるには…。
<一般観光客向け>
フィジアンの村に訪問するワンデーツアーへ参加します。ランチがロボ料理かを確認しましょう。
ホテルによっては、ロボ料理を提供してくれるところもあります。
レストランで提供されているか、ロボ料理が食べられる指定の日はあるのか、特別オーダーできるのか等を予約時に確認すると良いでしょう。
<個人旅行で時間も自由度も高い方向け>
フィジアンの友人を作るのも一つの手です。
仲良くなったフィジアンに、ロボ料理を食べてみたいと伝えると、なんとかしてくれるかもしれません。
街に住んでいるフィジアンは、実家を離れて暮らしている方も多くいるので、自分では作らないという場合、自分の友人や知り合いを紹介してくれることもあります。
また、たまたまロボ料理を作っているか食べている所を通りがかると、食べていかない?と声がかかることがあります。
フィジーのレストラン
オーストラリアやニュージーランドからの観光客が多いため、ハンバーガーやサンドイッチ、フィッシュアンドチップスはどこでもオーダーすることができますし、美味しいです。
中華料理も一般的で、チャーハンや焼そばも気軽に食べられます。
しかし、ローカル食堂の2倍以上のお値段なのに、具材はミックスベジタブルという所もありました。また例えばイタリアンでも、アルデンテって何?というようなパスタであることも。
レストランでも盛りがよいところがありますので、必要な分だけ追加オーダーするのが良いかもしれません。
もちろんお店により値段は全く変わりますが、1皿$15〜でしょうか。お値段は日本と同程度並みですが、クオリティは先述のような場合もあれば、ビックリするほどおいしい所もあります。
レストラン紹介
<ワイロアロア>
@Cove Cafe
ドリンクが充実しています。また、フィジーで食べたフィッシュアンドチップスの中で、こちらのものが一番おいしかったです。他のメニューはアベレージでした。食事のオーダーのみで、フィジアンダンスも楽しめます。
ABamboo Travellers Cafe
何を注文しても外れなしのカフェレストラン。 コスパもよく、ビーチ沿いで雰囲気抜群です。
<デナラウ>
Lulu Bar Cafe Restaurant
港の雰囲気がさらにお料理をおいしくしてくれるレストラン。デナラウですので、コスパはよくありません。
ファストフード
バーガーキングやマクドナルドがあります。さすがの万国チェーン店なので、クオリティはほぼ同じです。
お値段比較をすると、レストラン>ファストフード>ローカル食堂となります。
フライドチキンのチェーン店も街中でよく見かけます。こちらは作り置きではなく、オーダーが入ってから作っていました。
ファストフード紹介
<ナンディタウン>
@CHICKEN EXPRESS
どこでもよくみかけるチェーン店です。
ALALES FRIED CHICKEN
とってもスパイシーでクリスピー!ビールにぴったりのチキン!
フィジーのローカル食堂
中華からカレー、フィッシュアンドチップスまで取扱いがあって、1皿$4〜とリーズナブル。そして、その量が非常に多いのです。
また食堂でもパンやスウィーツを扱っている所が多く、昼食時に、パンと飲み物で食事をしているフィジアンもよく見かけます。
ベーカリーショップやミルクバーでは、パン類と飲み物を提供しています。
店内で雑貨を取り扱っているお店もあって、なんでもありといった印象。飲み物は、コーヒー、紅茶、ミロなどがあります。
フィジアンが利用するローカル食堂は、とにかく楽しい! 他に席が空いていても、相席してくるフィジアンがいて、一緒におしゃべりをしながら食事をすることも。
また店員さんが味はどう?と話しかけて来てくれることもあります。
1皿の分量が多く、日本でいうところの「デカ盛り」クラスだったりします。
私は、フィジアンの同行者がいたときは、食べ始める前に別皿に取りわけておき、食べてもらいました。
つまり同行者は、この量を1.5人前食べたということです!フィジアン、すごい!また一人の時には、容器をもらうか購入($0.2)して、食べ残った分はお持ち帰りに。
持ち帰りを想定して、汁気のないもの(チャーハンや焼きそば)をオーダーしていました。
お水を出してくれる食堂もありますが、水道水です。問題なく飲むことができますが、臭いなどが気になる方は、ミネラルウォーターの購入をすすめます。
ベーカリーショップでパンを半分残してしまったときには、目の前の同席していたフィジアンに、残ったんだけどいる?と聞くと、喜んで食べてくれました。
相席になり、フィジー語を教えてもらい、いろんな話をしたせいもあるかもしれません。
全てのフィジアンがそうとは限らないですし、たまたまかもしれませんが、声をかけるくらいは決して失礼にはあたりません。
テーブルの上には、ドーンと砂糖が置かれています。まるで関西の「ソース二度付け禁止」的な雰囲気をかもしています。使うには少々勇気が必要なこのお砂糖。
しかし、出てくるコーヒーはもれなくインスタントで薄く、砂糖を入れずして飲めるものではないため、この砂糖を使うしかないのです。どんどんフィジアンに近づいていく自分を感じる瞬間です。
一般家庭でのお食事
フィジアンと仲良くなると、お食事に誘われることがよくあります。それが夕食なら、泊まっていきなさい、という事になることも。
とっても楽しい時間を過ごせますので、ぜひ行ってみましょう。ここでは、フィジー人をフィジアンとインド系フィジアンに分けて、説明していきます。
フィジアン家庭
朝食はパン等とコーヒーや紅茶というのが一般的です。昼食や夕食は、おかずを1〜2品作って、それをライスやイモ類、ロティで食べます。
インスタントヌードルに野菜や缶詰の魚を入れたものがおかずとして出てきた日もありました。
インド系フィジアンの影響もあって、カレーもよく作ります。カレーを作る時に使うスパイスは3種類くらいで、そのカレーの中に、インスタントラーメンを入れることも。
またカレーにトマトソースをトッピングする家庭もありました。
フィジアンとのお食事体験談
私がお邪魔したフィジアンの家庭では、ダイニングテーブルなどがなく、床に布を敷き、その上に食事を並べて食べます。
フィジーだけでなく、南太平洋の他の国々の一般家庭でも見られる光景ですね。座り方に決まりはなく、例えば女性でもあぐらをかいてOKです。
インド系フィジアン家庭
主食はライスやロティなど。3食カレーというお家もあります。普通のご家庭では、ダルとカレー1種とライスかロティという組み合わせが多いようです。
当然ながら、フィジアンが作るカレーとは一線を画していて、スパイスや香草をたくさん使い、非常に美味しいです。中にはスプーンを使う人もいますが、手で食べている人が圧倒的に多いです。
インド系フィジアンとのお食事体験談
お食事に招待されると、カレー2〜3種とダル(スープ)などが振舞われます。
ダルはまさしくおふくろの味で、その家庭によって、サラサラとしていたり、トロトロとしていたり。
招待されたお家の方たちは、カレーもダルも全てライスにドバーっとかけて、混ぜて食べていました。
私はカレーの味の違いを知りたかったので、別々にいただきました。
ビックリするほど、美味しい〜。私にはスプーンをすすめてくれましたが、一緒に手でトライするのも楽しいですよね。
たまたま予定が変更になって、食べるものがなかった時に、お隣の方が持ってきてくれた食事がこれでした。
インド系フィジアンの家庭では、きっとこんな感じで食べられているのかなと思います。
その他(フィジアン共通)
フィジアンのランチの定番は、ロティにカレーを包んだものが多いようです。これは、街中でも$1程度で売られています。
スーパーで買える!おすすめ商品
ヨーグルト
フィジーで作られているヨーグルトです。テクスチャーは硬めで、クラッカーなどのディップとしてもベストな一品。この写真のシリーズでは、マンゴーとパッションフルーツがおすすめ。
マンゴーは果肉、パッションフルーツは種?のカシャカシャする感じが非常に美味しいです。他のメーカーのバニラには、バニラビーンズが入っていて、これも病みつきになりました。
マギーのインスタントヌードル
チキンとカレー味がありますが、断然カレー味を推します。チキンも悪くはありませんが、想定内の普通の味なのです。
カレーは、見事に予想を裏切るほどの辛さがあって、美味しいですよ。特に辛いものが好きな方はぜひ。
行きたい国があっても行きたい場所ややりたいことが決まらないとき
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