インターネットを使った自分仕様のホームステイ、大自然で暮らすように旅するバンクーバーアイランド
ネット上のコミュニティを利用して旅人に無料で宿を提供したり、世界各地のメンバーの自宅に無料で泊めさせてもらう事が出来るサイト、カウチサーフィンが有名になり、ウェブサービスを利用して世界各地をほとんどお金を使わずに旅をするなど、ここ10年ほどで旅の形が大きく変わってきました。
現在単独ヨーロッパを旅する21歳の私も、19歳のときに初めてワークアウェイというサイトを利用し、バンクーバーアイランドを訪れました。
インターネットを利用して現地に住む人々と経験する、ただの観光では味わえない深い旅の仕方を、カナダ最南西の島、バンクーバーアイランドの魅力と共に紹介します!
私が利用したサイト、ワークアウェイとは?
旅先でボランティアや現地の家族の手伝いと交換で、住む場所と食事を提供してもらえるホストのことです。
季節的なフルーツピッキングや牧場の仕事などを住み込みで手伝うWOOFING、家族やエコプロジェクトへのボランティアを多く募集するWORK AWAYやHELPXなどが有名で、サイトでホストを探しメッセージを送ることができます。
バンクーバーアイランドでは、現地の家族のもとで子供たちの遊び相手になるというボランティアをすることで、低予算でホテルなどの少ない場所も旅をすることができました。
カナダ、バンクーバーアイランド
ここで少し私が訪れたバンクーバーアイランドについてご紹介します。
バンクーバーアイランドとは、留学先として人気の高いカナダ西海岸の都市、バンクーバーから飛行機、フェリーを使って訪れることの出来る、アメリカ大陸西海岸最大の島です。
一月でも氷点下になることは少なく、カナダの都市で最も暖かいといわれるバンクーバー同様に、一年を通して穏やかな気候が特徴です。
しかし、夏には30度以上になる日もあり、海水浴やマリンスポーツを楽しむために海外・国内から休暇を過ごしに多くの観光客が訪れる人気のリゾート地です。
初上陸、ナナイモ
バンクーバーの北西に位置するホースシューベイ(Horseshoe Bay)から島中部の街ナナイモ(Nanaimo)へのフェリーは毎日3時間に1本ほどのペースで運行されます。二時間ほどでナナイモの港、タワッセン(Tsawwassen)へやってきました。
石炭の出荷で有名な鉱山を多く持つ地域であったナナイモは、イギリスを本拠とする鉄道会社にとっての島での拠点となりました。
2011年まで島の最南に位置する都市ビクトリアとこのナナイモをつなぐ列車が運営されていました。運営終了後も残された線路は島中でみることが出来、独特な雰囲気を島にあたえています。
ホステルだけじゃない
初日、隣の部屋に泊まっていた家族におすすめされたビーチで、高校生の団体がカヌーでの練習を行っていました。
ナナイモでは、モーテルに宿泊した私ですが、宿の種類はホテル、ホステルにとどまりません。
カウチサーフィンのような、自宅に無料で泊めさせてもらうサービスは危険そうでちょっと…という方にもおすすめなのが、お金を払って自宅の一室に泊まらせてもらうことの出来るサイト、エアビーアンドビーやホームステイドットコムです。
どちらもサイト上で一泊の価格と部屋の様子、場所などが確認でき、ホストにメッセージを送ることで宿の予約ができます。使い方によってはホステルより安く宿をみつけることが出来ます。
ホームステイなどのサイトを使って現地の人と知り合うことが出来れば、ガイドブックなどにのっていないようなローカルな観光スポットなどについて教えてくれるかもしれません。
新しい家族と
列車の運行が終了してからは島のなかの公共交通機関はバスとなりました。
ホストの家族と待ち合わせをするために、ナナイモと最南の都市ビクトリア(Victoria)の間の地区カウチン(Cowchan Vally)までやってきました。
カウチンバレー地域の街ダンカン(Duncan)にはアンティークショップやセカンドハンドショップ、おしゃれなカフェが並びます。
到着の3週間前ほどから、ワークアウェイのサイトでメッセージのやりとりし、南部の湖の一つ、ショウニガンレイク(Shawnigan Lake)のほとりにある、お家でお世話になります。
家についてからは、手伝いが必要な仕事についてや、家の勝手について聞いておきましょう。
7月1日、カナダ最大の祝日と言えるカナダデイ(Canada Day)
1867年以前分かれていたカナダの3つの地域の合併を祝う祝日で、カナダの生まれた日になります。カナダ中の都市という都市で祝われ、バンクーバーアイランドでも象徴である赤と白の2色で街が埋め尽くされます。
この日は私もホストの家族と一緒にダンカンを訪れました。
キャンプ、サイクリング、トレッキング
夏の熱い日には、暑さしのぎにビーチに訪れます。
プライベートビーチを持つ家庭もバンクーバーアイランドには多いですが、島のあちこちに無料のビーチがあり、誰でも海水浴を楽しむことができます。
ショウニガンレイクにも多くのビーチがあり、週末は人々で賑わいますが、平日などは時間帯によっては広いビーチを独り占めすることが出来たりもします。
子供たちと訪れたキャンプ場近く、島中部のビーチで何キロも砂浜が広がっていました。
のんびりと休暇をすごす家族連れや学生が訪れてます。また、北西部のトフィノ地区(Tofino)のビーチはカナダのNo1ビーチに選ばれたことで有名です。
ホストのお母さんにすすめられてやってきたハイキングコースで、サイクリングコースに隣接しています。
カウチンバリー地区を横切る、KVRケトルバリーレイルトレイル(Kettle Valley Railtrail)は世界で最もながいサイクリングロードの一つであり、大自然のなかに点在する架台橋やワインヤードを通り抜けながらのサイクリングが楽しめます。
ハイキングコースも島のあちらこちらに設置されており本格的なトレッキングも楽しむことが出来ます。
島の動物たちにであう
南部の都市ビクトリアに位置する、ビーコンヒルパーク(Beacon Hill Park)では、公園内を孔雀やリスが自由に動き回っているのをみることが出来ます。
島の中部では、家畜としてヤギなどを飼う家庭も多く、散歩に出かけると、道端でラクーンや野性のうさぎなどにも出会えます。
中でも鹿は人々の家の庭などにもやってくる一番身近な動物で、私も滞在中何度も庭へやってきた鹿に出くわしました。
カナダの自然動物として有名な熊も島のあちこちで目撃されますが、地域のニュースサイトなどで熊の出没状況を確認できますので、報告された地域にはなるべく近づかないようにしましょう。
ありがとう
家族のもとで一ヶ月をすごし、バンクーバーアイランド最大の都市であるビクトリアに向かうことになった私は、すっかり彼らの家族の一員となっていました。
旅先での出会いはたくさんありますが、観光のアドバイスや言語などでたくさん助けてもらい、彼らの日々の手伝いをすることでたくさん恩返しも出来ます。お別れのときは、お互いに感謝の気持ちでいっぱいです。
エコプロジェクトなどのボランティアをとおして、他のワークアウェイヤー(ワークアウェイで旅をする人の通称)と出会うことも多く、私の初めてのワークアウェイ体験は、人脈の広がる旅となりました。
まとめ
今回はバンクーバーアイランド誇る大自然にフォーカスして私の体験をご紹介させていただきました。
インターネットを使い、現地に実際に住む人々とつながりをもつことで、低予算なだけだけでなく、地域をより一層楽しめる自分仕様の旅を楽しんでみてください!
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