タイのお金
タイの物価は日本の3分の1です。
飲食店、コンビニ、タクシー代、お酒、娯楽、すべてにこれが当てはまります。
タイの物価やお金の価値、そしてカード利用はどうなっているのでしょうか。
この記事を読めば、タイのお金事情は一通り把握できるようにしています。
タイの金銭感覚
タイのお金はバーツ。
バーツのレートは変動していて大体3円から4円。なので、1バーツ3.5円を相場とします。
以下数字が多くてちょっとややこしく見えますが、簡単にタイのお金がわかります。
タイの紙幣は、1000バーツ、500バーツ、100バーツ、50バーツ、20バーツです。
そして、タイの物価はほぼ日本の3分の1。
1000バーツは3500円ですが、現地の感覚では1000バーツ札は日本の1万円札と同じ感覚です。
なので、1000バーツ札は1万円札、500バーツ札は5千円札、100バーツ札は千円札と思って支払いをすれば、まさにタイの金銭感覚というわけです。
例えば、飲食店で会計が100バーツだったら、日本円で約350円。しかし、タイ人の金銭感覚では1000円くらいの価値という訳。
屋台で1品あたり40バーツが相場となっていて、日本円で140円くらいです。
ラーメン、カオマンガイ、ガパオライスなど大体40バーツ前後、タイ人の金銭感覚では1品400円くらいの感覚です。
この金銭感覚は覚えておくと非常に便利です。
コンビニでは水が5バーツから10バーツほど。日本人から見ると18円から35円と激安なのですが、現地の金銭感覚では50円から100円くらいです。
タクシーに乗って、50バーツの請求を1000バーツ札で支払おうとするとおつりがなかったり困惑されるのは日本と同じ。
要するに500円の請求を1万円札で支払うのと同じ感覚です。
現地に行くとどうしても金銭感覚がわからなくなってしまいますが、1000バーツ札は1万円札というように、0を一つ加えると分かりやすくなります。
もう少し具体的に見てみましょう。
タイの物価
最も気になるのは食事の相場ですが、大体1食100バーツから150バーツ、屋台なら1品40バーツが基本です。
例えば、屋台のラーメンは1杯40バーツ、140円ほど。鶏の出汁で炊いたご飯の上に、ほろほろの柔らかい鶏肉をのせたカオマンガイ40バーツ。
屋台で一品頼むとほぼこのぐらいの相場なので、屋台で食事をする場合は140円前後です。
店構えが立派な飲食店でも、ほぼ同様の物価です。
1品40バーツから70バーツです。
この日は昼ごはんを外食し、巨大な魚とスープ、卵焼き、肉炒め、ココナッツジュースやサイダーを頼みます。
魚は200バーツ、大体700円ぐらいと高級(?)料理ですが、他は1品40バーツ、ジュースは30バーツほど。
2人で合計450バーツ、1500円ほどでした。やはり物価の安さを実感します。
ちなみに現地の金銭感覚で言うと、4500円分ほどの食事をテーブルに並べているイメージです。
タイのコンビニ
タイには日本と同じくいたるところにコンビニがあります。
セブンイレブンとファミリーマートが圧倒的シェアを持っていて、コンビニ探しに困ることはありません。
特におすすめはセブンイレブンで、お弁当やジュースなど気軽にタイ料理を楽しむことができます。
ジュースの相場は1つ10バーツ以下、30円前後です。
話がそれますが、タイには日本と同じレッドブルも売られています。1本80バーツ、280円なので日本と同じ。
レッドブルを購入するのは欧米人か日本人くらいで、タイ人の金銭感覚では1本800円のドリンクを飲むのと同じです。
レッドブルはもともとタイのが開発したエナジードリンクで、それを基にヨーロッパの企業(オーストリア)がリニューアルした商品が日本でも有名になっています。
タイでは、ヨーロッパ式レッドブルとタイ式レッドブルが混在し、炭酸の無い、タイ式レッドブルは1本15バーツほどで売られています。
コンビニの話に戻りますと、弁当は1つ40バーツほど、白米は10バーツほどで販売されています。
セブンイレブンのお米は非常に、いや異常ともいえるおいしさで、独特の臭みはなく、日本米以上に芳醇な白米の香りがするのでぜひ一度食べてみるのをおすすめします。
バーツへの両替
バーツに両替するのは、タイの両替所をおすすめします。レートが良いからです。
日本の空港でレートが良いのはドルとユーロくらいで、他の国の貨幣レートは非常に悪いです。
1バーツ3.5円の時の両替レートは大体1バーツ4円ほど、15%も手数料がかかります。
例えば、10,000円分をバーツに両替すると、1500円ほどが手数料。もったいないです。
タイのスワンナプーム空港やドンムアン空港には、到着フロアに無数の両替所があり、手数料も3%前後なので5倍も違います。
空港を出て、バンコク市内やパタヤ市内の両替所を探せば、手数料1%以下の優良両替所もありますが、日本とタイの空港ほどの差はないので、空港の両替所でも十分です。
タイへ行く際は出発前ではなく、タイの空港で両替しましょう。
心配な時は、数千円分だけバーツを日本で両替し、残りは現地で両替しても良いですね。
タイのクレジットカード事情
海外旅行といえばクレジットカードが活躍します。
クレジットカードで支払えば、現金を持ち歩く必要がなく、レートも良いのでカードが使える店ならクレジットカードで支払うのがおすすめ。
一方、タイ人のクレジットカード普及率は低く、現地の人が集まるおいしい飲食店などではカード利用ができないケースが多いです。
観光人向けのレストランやショッピングモールは問題なくカードが利用できます。
カードブランドはVISA、マスターカード、銀聯カードが主流です。
アメックス、JCBは使えないことが多いので、要注意。
ちなみに銀聯カードとは、中国発祥のカードブランドで、ここ最近どんどんシェアを伸ばしています。
中国人がいる外国で銀聯が使えない国はないといっていいほど普及しているので、タイ以外にも中国への旅行を予定している人は銀聯カードを1枚財布に入れておくと安心です。
カードについてまとめると、タイは現金が主流です。カードは観光客向けのお店なら問題なく利用できます。もちろんホテルの決済もOKです。
タイ人の年収や給料そして家賃は
タイ人の金銭感覚や物価を考えると自然に年収がわかりますね。
日本のサラリーマンの平均年収は約400万円、タイ人の平均年収は130万円前後、物価と同じく3分の1ほどです。
タイは年収格差が大きいといわれていますが、それは日本も同様です。
コンビニのバイトや飲食店のパートで生計を立てている人がいる一方、不動産収入で暮らし、高級車を乗る人も日本にはいます。
タイも同様、セブンイレブンや宝石店でパートとして働く人がいる一方、ランボルギーニやベンツを乗り回すタイ人もたくさんいます。
ちなみに、タイのセブンイレブンの月給は8,000バーツほど、日本円で3万円ほど。例によって、現地の金銭感覚では8万円ほどです。
タイ人が住むワンルーム賃貸は、1か月4000バーツほどで、日本円にすると13,000円ほど、タイ人の金銭感覚では4万円と、やはり日本の物価の3分の1というのが当てはまります。
ちなみに、地方と都市部で物価の格差があるという記事も多いですが、実際にそこまで格差はありません。
バンコク、パタヤ、そして北部地域にも滞在していましたが、物価は同じでした。
唯一異なるのが、高級店の有無。バンコクやパタヤには、富裕層や観光客向けの高級店がありますが、地方にはほとんどありません。
日本でも都市部と地方のスーパーやコンビニで商品の値段はほとんど同じであるのと同様、タイも地域格差はそれほどありません。
まとめ
タイの物価は日本の3分の1。
給料、家賃、光熱費、飲食すべてに当てはまります。
なので、金銭感覚を考えると、1000バーツ札は1万円札の価値というわけです。
タイに旅行する際には参考にしてみてください。
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