日本で買える主要仮想通貨
仮想通貨の法規制が整ってきて、国内で買える種類の仮想通貨が減ったり増えたりしています。
従来、日本の取引所で扱う主要な仮想通貨は下記のとおりでした。
- ビットコイン
- イーサリアム
- イーサリアムクラシック
- リップル
- リスク(Lisk)
- ファクトム(Factom)
- モネロ(Monero)
- オーガー(Augur)
- ジーキャッシュ(Zcash)
- ネム(NEM)
- ダッシュ(Dash)
- ライトコイン(Litecoin)
- ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)
- モナコイン(mona)
現在では、匿名通貨の取り扱いが中止になって下記の通りになっています。
- ビットコイン
- イーサリアム
- イーサリアムクラシック
- リップル
- リスク(Lisk)
- ファクトム(Factom)
- ネム(NEM)
- ライトコイン(Litecoin)
- ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)
- モナコイン(mona)
匿名通貨が日本で扱われなくなったといっても、日本の法律の問題であり、仮想通貨自体の魅力はそのまま残っています。
また、仮想通貨以外に、交換する権利を買うトークンと呼ばれる通貨単位も存在します。
今回は各仮想通貨の特徴の紹介と、トークンについて詳しく紹介します。
仮想通貨の王様ビットコイン
世界で最初に誕生した仮想通貨です。
ナカモトサトシを名乗る学者が発表した論文を基に設計されており、システムの根幹はブロックチェーンです。
セキュリティは完全なもので、誕生から今日現在まで不正されたことは一度もありません。
ビットコインはブロックチェーンに通貨の情報だけを取り入れた、純粋な仮想通貨であり、ビットコイン以外の仮想通貨の取引には必ずビットコインを経由します。
詳しくは以下のページに紹介しています。
契約革命のイーサリアム
仮想通貨の世界シェア2位の座を維持する2大仮想通貨の一つです。
ビットコインが純粋に通貨だけを扱う仮想通貨であるのに対し、イーサリアムは証券、債券、先物、不動産、さらには契約の情報もブロックチェーンに保存できます。
幅広い可能性から今後の普及が期待されている仮想通貨です。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
オリジナルを貫くイーサリムクラシック
イーサリアムから派生した仮想通貨です。
イーサリアムシステムを利用したDAOプロジェクトの途中、DAOに保管されていたイーサが何者かによって勝手に送金される事件が発生しました。
イーサリアムはこの送金を無効とするために、ハードフォークと呼ばれるアップデートを実施しようとします。
しかし、イーサリアムに参加するメンバーは、アップデート後も互換性が残るソフトフォークか、互換性が失われるハードフォークにするのか意見が割れました。
結局、ハードフォーク派が多数となり、イーサリムのシステムがアップデートされることになりましたが、それに強く反対したソフトフォーク派がイーサリアムクラシックを立ち上げます。
よって、イーサリアムクラシックは、以前のイーサリアムと同じシステムを利用しています。
現在、イーサリムのプロジェクトメンバーから、イーサリアムクラシックのプロジェクトメンバーン位向けて、イーサリアムとクラシックの互換性を求めていますが、実現には至っていません。
まとめると、旧イーサリアムがイーサリアムクラシック、新イーサリアムがイーサリアムということです。
2つの仕組みはほぼ同じです。
世界のグーグルが開発するリップル
あのGoogleが積極的にプロジェクトに参加する仮想通貨です。
ビットコインの弱点である、送金スピードに着目し、決済の速度を飛躍的にUPしました。
決済速度の向上で、即時グロス決済が可能になり、そのメリットを受けられる世界中の銀行がリップルを導入しようと社会実験を行っています。
詳しくは以下のリンクに記載しています。
スピードと匿名性のリスク(Lisk)
リップルの開発にグーグルが参加したのに対し、リスクはマイクロソフトが開発に参加しています。
特徴は、元々高い仮想通貨の匿名性をさらに高めたこと、そして決済速度が飛躍的に向上したことです。
イーサリアムは様々な情報をブロックチェーンに記載するのに対し、リスクはサイドチェーンに保存するため、イーサリアムより高速だといわれています。
また、決済の際に直接送金するのではなく、「プール」に情報を一旦送ることから、匿名性が格段に高いという特徴もあります。
開発言語にJAVAを用いており、プログラマーがなじみやすいことから、今後開発が加速するといわれています。
詳しくは以下のリンクに紹介しています。
文書証明のファクトム(Factom)
ファクトムは、こちらもリスクと同じようにマイクロソフトが提携している仮想通貨です。
ファクトムの得意分野は、文章の保存です。
文書がある時点で確実に存在していたという事実を証明する機能を持っています。
これはどんなシーンで役立つのでしょうか。
例えば、土地の管理や住民票、会社の重要書類、訴訟関連書類の保存に適しています。
現在、土地の管理は膨大な量の紙やデータベース化されて保存されていますが、紛失や盗難などのリスクがあるうえ、その維持管理には膨大なコストがかかっています。
会社の書類に至っては、訴訟問題にかかわる重要な書類などもあるでしょう。
これらの書類が第三者なしで、確かにその時点で存在していることをファクトムが証明してくれるため、無駄な訴訟やコストを掛ける必要が無くなります。
よって、今後ファクトムは、会社のデータベースシステムや、役場の書類管理などに導入されていくことが予想されています。
最強の秘匿性のモネロ
他の多くの仮想通貨は、ベースにビットコインのブロックチェーンを利用しているのに対し、モネロはビットコインとは完全に独立したシステムで動作しています。
モネロは2014年8月に誕生し、2022年までは1840万コインが発行されます。
その後、インフレ率が1%未満になるように調整されるインフレ通貨となっています。
モネロの特徴は高い秘匿性です。
ビットコインでさえもともと高い秘匿性を持っていますが、モネロはプライバシー保護を最重要課題として開発されています。
ビットコインは高い秘匿性と透明性の両方を持っています。
ビットコインの取引履歴は、誰にでも閲覧可能になっており、いつどんな取引が行われたかという履歴は、すべて閲覧可能です。
しかし、取引履歴だけではランダムのアドレスが記載されるだけで個人を特定することは出来ません。
ビットコインは取引履歴を相互に監視し合うが、そのプライバシーは高いということで、安全性が買われ世界トップシェアになっています。
ビットコインの履歴だけでは個人を特定することは出来ませんが、もし政府機関や警察の捜査でビットコインの取引所やIPアドレス、そして日本の銀行口座などを調査されれば個人まで特定可能になります。
ビットコインが世界的に認められる背景には、高い秘匿性を持っていながらも、その気になれば個人の取引まで特定が可能であるということで、その法整備が進み認知されるようになったという背景があります。
対するモネロはビットコインの持つ透明性の対局に位置する仮想通貨です。
実際にモネロを送金する場合、世界中のコンピューターをランダムに経由し、さらに、送金金額も一括ではなく、分割されて異なるルートを通ります。
よって、入金先から振り込み元をたどるのは不可能だといわれており、完璧な秘匿性を持った通貨と期待されています。
未来予想、賭博専門のオーガー(Augur)
オーガーはイーサリアムのブロックチェーンを利用した、未来予測型の仮想通貨です。
簡単に言ってしまえば賭博通貨ということです。
詳しく見てみましょう。
オーガーは世界中のありとあらゆる未来を予想するシステムであり、誰でも参加可能になっています。
賭博や保険には必ず、胴元が存在し、胴元がいることで不正の温床になっていましたが、オーガーを使えば不正が全くない賭けを行うことができます。
カジノや野球の勝敗、株のリスクヘッジ、オプション取引などすべて未来予測に基づく取引ですが、そのすべてにオーガーが活躍することができます。
しかも、胴元が存在しないため、オーガーで未来予想の「商品」を作れば、結果に基づいて予想に対する回答が自動的に実行されます。
オーガーは世界的に注目されている未来予測型仮想通貨ですが、日本では敷居は高いとみられています。
日本では賭博が法律で禁じられているためです。
今後、オーガーが世界的に広まれば、日本でも法改正の声が高まることが考えられます。
秘匿性をコントロールできるジーキャッシュ(Zcash)
ジーキャッシュは2016年10月28日に生まれたばかりの新しい仮想通貨ですが、1000を超える仮想通貨ですでに世界シェア20位以内にランクインする驚異の仮想通貨です。
その特徴は高い秘匿性と限定された透明性です。
ビットコインの特徴は秘匿性に加え、透明性が高いことを紹介しました。
対するモネロは取引履歴すらすべての人に閲覧不可能な高い秘匿性と不透明性を武器にしています。
ジーキャッシュは、過去のと取引履歴を閲覧できる人を限定できるという特徴があります。
例えば、海外に送金した痕跡を残したいが、それを閲覧できる人を自分と送信先の相手に限定したいというときに役立ちます。
この場合、閲覧用のキーを自分と相手だけに配布することで、他のひとから送金履歴を覗かれる心配がなくなります。
モネロのような完璧な不透明性は、送金した事実するら隠してしまうのに対し、ジーキャッシュは送金の事実を残しつつも、プライバシーを保護するという、他の仮想通貨にない特徴を持っています。
使う人ほどお得なネム(NEM)
ネムはの特徴は、頻繁に利用する人に富を再分配するという新しいモデルの仮想通貨です。
他の仮想通貨が、マイニング参加者だけに報酬が得られる仕組みですが、ネムは利用頻度に基づいて報酬が発生るため、取引量が多い世界中の銀行に注目されている仮想通貨です。
ネムは日本でも注目されており、三井住友信託銀行やSBI信託銀行がプロジェクトに参加し、試験運用に基づき改良が加えられています。
銀行のような大企業がプロジェクトに参加することで、非常に注目されており、その価格は高騰しています。
送金専門のダッシュ(Dash)
ビットコインと同様、送金に特化した仮想通貨です。
送金速度が4秒と高速で、ビットコイン以上に匿名性が高いことで有名です。
既にアメリカではビットコイン、ライトコインに並び、決済手段として普及し始めており、最近も価値が高騰しています。
送金時に、直接アドレスに送らず、中間に「プール」を介すことで、高い匿名性を実現しています。
詳しくはDashコイン高騰の理由とダッシュの買い方|poloniexで簡単で紹介しています。
ほぼビットコインのライトコイン(Litecoin)
ライトコインの最大の特徴は、「ビットコインとほぼ同じ」である点です。
ビットコインの仕組みは完璧で、過去に不正が一度もないという驚異の実績があります。
ライトコインはビットコインよりも送金速度を向上させ、送金に特化することで、ビットコインよりも便利な仮想通貨にすることを目標に開発が進んでいます。
ビットコイン改良版のビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)
ビットコインのサイズ問題を解決しようと開発された仮想通貨です。
ビットコインのブロックサイズが1メガバイトに対し、ビットコインキャッシュは8倍の8メガバイトになっています。
ビットコインは10分に一回しかブロックが生成されない一方、1ブロックに書き込める情報が1メガバイトなので、取引が増えてきた現在では容量不足が露呈してきています。
容量を8倍にすることで、取引が遅延することを防ぐという、ビットコイン改良版がビットコインキャッシュです。
日本独自開発のモナコイン(mona)
2013年12月に誕生した日本初の仮想通貨です。
完全公平を特徴とし、開発者すら1枚のコインも持っていません。
通常、開発者はコインを発行する際、高騰したときの利益を得るために数パーセントから数十パーセントほど保有するのが一般的です。
ただ、一部の大口投資家の存在が、仮想通貨の公平性を損ねる可能性があり、モナコインは完全に公平な通貨という訳です。
ユーザーがサービスを構築するプラットホームとしての機能や、神社設立のための資金調達に使われるなど、まさに日本独自の通貨となっています。
一方課題は世界中へ浸透させることです。
仮想通貨はそもそも国境をまたぐ際の、為替両替の手間を省くことが目的の一つであり、今後モナコインの普及は世界中で利用されるかどうかにゆだねられているといっても良いでしょう。
COMSAなどのトークン
トークンと仮想通貨はほぼ同じですが、大きな違いは利用手段です。
仮想通貨は、その名の通り通貨の機能がメインですが、トークンは資金調達やシステム構築をメインとします。
最も有名なトークンはCOMSAであり、ICOによって100憶円以上の資金を調達しました。
ベンチャー企業が資金調達のために仮想通貨を開発し、ICOを行うには高いハードルがあるため、COMSAがICOの手助けをする役目を担います。
現在COMSAはザイフだけが扱っているので、売買したい人は口座開設が必須です。
ザイフでは、他にもぺぺキャッシュなど独自のトークンを扱っている、他の取引所とは一線を画す取引所になっているので、サブの取引所として多くのユーザーが登録しています。
まとめ
以上が日本の取引所で取扱いがある仮想通貨です。※海外の取引所でしか買えない通貨も存在。
取引所が将来性を検討して導入した仮想通貨なので、このページの通貨はどれも非常に注目されています。
日本で安全、安心の取引所はコインチェックです。
また、アメリカにはポロニエックスという世界最大の取引所があり、ここでは100種類を超える仮想通貨に両替ができます。
ポロニエックスの口座開設はDashコイン高騰の理由とダッシュの買い方|poloniexで簡単に紹介しています。
ポロニエックスで取引するには、必ず日本国内で取引所の口座開設が必須です。
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