仮想通貨がAIとならび21世紀最大の技術革命といわれる理由

仮想通貨がAIとならび21世紀最大の技術革命といわれる理由
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マイクロソフトが大規模開発

ブロックチェーン,分散型台帳,ビットコイン
マイクロソフトは2017年8月10日に、ブロックチェーンを任意に選択して企業ネットワークを構築できる、新しいブロックチェーンのテンプレートを開発しました。

 

この発表には、今後の仮想通貨の広がりを予測できる重要な意味が含まれています。

 

人工知能とならび、21世紀最大の革命といわれる仮想通貨とブロックチェーンについて詳しく紹介します。

ブロックチェーンを企業が利用するとは

仮想通貨と聞くと、ビットコインやイーサリアムなどの通貨そのものをイメージします。

 

しかし、仮想通貨の本質はブロックチェーンそのものであり、ブロックチェーンのシステムの根幹が仮想通貨ということです。

 

ビットコインが2009年に発案された際、仮想通貨の怪しさに多くの人が疑いの目を向けた一方、コンピュータエンジニアはそのアイデアを度肝を抜かれました。

 

ビットコイン誕生前のインターネットは、その多くがただの通信の役割を担うものであり、データの保存や処理は中央の巨大システムがその役割を担っていました。

 

例えば、企業のネットワークシステムは、中央に巨大なサーバーを置き、社員がそのサーバーにアクセスすることで情報共有を行っていました。

 

情報を一極集中させることで、情報流出を防止し、セキュリティを高め、管理を容易にしていたわけです。

 

クラウド技術も同様です。

 

多くの人が利用するドロップボックスやアマゾンドライブ、グーグルドライブ、ワンドライブなどは、中央の巨大サーバーにデータを保存し、世界中のコンピュータからアクセスできるようにすることで、自宅のパソコンやスマホの中だけに格納されていた写真やファイルにアクセスできるようにした技術です。

 

クラウドは非常に革命的な技術でしたが、問題もありました。外部攻撃の可能性です。

 

世界中の重要データが一極集中しており、ハッカーにとってターゲットが明確になっているという点です。

 

企業のサーバーやクラウドサーバーなどを攻撃し、セキュリティを突破できれば、莫大な秘密情報、個人情報を手に入れることができるため、従来のクラウドシステムは狙われやすいという弱点を抱えていました。

 

 

ビットコインが注目される理由は、価格の高騰や決済が便利になるという、目に見えた理由以外に、ブロックチェーンが秘める可能性という目に見えない技術革命があることに間違いないのです。

 

ブロックチェーンの原理はシンプルです。

 

従来の一極集中型でデータを保存するのではなく、世界中のコンピュータを一つのサーバーとして利用する技術です。

 

それも、単なるハードディスクの空き容量を利用するのではなく、CPUやGPUを利用することで、セキュリティを飛躍的に高めています。

 

ビットコインは、莫大な計算量を利用して、決済ごとに複雑な計算式を演算させることで、外部攻撃を遮断し、安全な取引を実現しました。

 

ビットコインの仕組みはシンプルです。

 

2100万枚というコインの上限を設定し、マイニングと呼ばれる採掘システムを採用しただけです。

 

この、小学生でもわかりそうなアイデアが、時価総額10兆円に迫る市場まで成長させたのが、ブロックチェーンという訳です。

 

現在、ブロックチェーンは不正が不可能な最強のシステムです。

 

ビットコインが誕生してから、不正取引は一度もありません。

イーサリアムとビットコインの違い

マイクロソフトが開発したソフトは、イーサリアムなどのブロックチェーンシステムを利用するソフトを開発するためのソフトです。

 

企業向けにシステムを開発する会社はたくさんありますが、ブロックチェーンをチューニングできる開発できる技術者はほとんどいません。

 

そこで、マイクロソフトは、ブロックチェーンを会社向けに簡単にチューニングできるソフトを開発したという訳です。

 

このソフトに対応する一つの仮想通貨がイーサリアムです。

 

イーサリアムは仮想通貨イーサリアムが世の中を変える!でも紹介しているとおり、あらゆる情報を記憶できる、次世代仮想通貨の一つです。

 

ビットコインは、決済の手段を専門とするブロックチェーンになっているのに対し、イーサリアムは、証券、債券、契約情報をすべて記憶できます。

 

ブロックチェーンの革命の一つに、2重取引が完全に不可能である仕組みがあります。

 

例えば、AからBへの送金を実行した後に、同じコインをAからCに送金することは、絶対に不可能な仕組みです。

 

万が一この不正取引が可能になれば、ビットコインが無限に増殖してしまいます。

 

この2重取引不可の性質、いわゆる複製が不可能な仕組みこそブロックチェーンの革命なのです。

 

これに、証券や債券、契約を取り入れたのがイーサリアムです。

 

株取引において、同じ株券が出回ることはあってはいけません。

 

また、契約も同じ契約が2つとしてあることは問題です。

 

ブロックチェーンが企業に導入されれば、業務の迅速化やデータ管理の効率が飛躍的にUPするのです。

仮想通貨はブロックチェーンへの投資

仮想通貨と聞くと、怪しいと思う人も少なからずいますが、仮想通貨は、ブロックチェーンの潤滑油として最も重要な要素です。

 

仮想通貨がもつ価値によって、GPUを稼働させる人が無数に生まれ、その計算能力を利用してブロックチェーンを維持しています。

 

ここで疑問とアイデアが生まれます。

 

仮想通貨への投資によって、ブロックチェーンのシステムを維持できるのであれば、投資者へ配当を還元するべきではないのかと。

 

これは良いアイデアですが、実現が難しいアイデアでもあります。

 

仮想通貨の性質上、通貨の発行上限が決まっています。

 

もし配当が支払われる場合、その原則が崩壊します。

 

一部の仮想通貨は、発行上限が増えていくインフレ通貨の仕組みを採用していますが、中期的に発行量を減らし、長期的な上限は有限としています。

 

配当が行われることによって、多くの投資者を生み出す一方、システムそのものを崩壊させかねません。

 

そこで、ブロックチェーンを「通貨」とするアイデアを生み出した、これがビットコインの革命の一つです。

 

 

仮想通貨を持つメリットの一つは、決済の利便性の向上です。

 

世界の共通通貨として利用できるようにすることで、従来の通貨から仮想通貨への両替を促す画期的アイデアです。

 

従来の通貨よりも支払いが便利になれば、配当が出なくても、仮想通貨を購入する人は必ずいます。

 

そして、現実に、仮想通貨に配当が無いにも関わらず、その価格はどんどん高騰しています。

 

偶然にも、従来の通貨は時代遅れの象徴とも言われており、通貨を扱う銀行は「最も技術が遅れる産業」の一つなのです。

 

銀行ではいまだに現金の物理的輸送を原則としており、IT社会において、銀行システムは時代遅れなのです。

 

このシステムに革命をもたらしたのが、リップルとネムです。

 

リップルは銀行間の送金を、ネムは銀行内の送金をIT化します。

まとめ

理解しがたい難しい内容だったでしょうか。

 

理解できなかった人は、もう一度詳しく読んでみて欲しい、他記事も参考にしてほしい。

 

仮想通貨という言葉が独り歩きしていますが、根幹はブロックチェーンであり、ブロックチェーンを維持するためのアイデアは非常に画期的であるということです。

 

仮想通貨市場が盛り上がりを見せていますが、秘められたポテンシャルはこんなものではなく、今後爆発的に普及していくことに間違いないでしょう。


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