絵で見るうつ病はこんなにもわかりやすかった!うつ病とうつ状態の違い?

絵で見るうつ病はこんなにもわかりやすかった!うつ病とうつ状態の違い?
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2030年にはうつ病がトップに

うつ病とは
2030年にはうつ病が心臓病や脳梗塞、がんを抜き、社会にマイナス影響を与える疾病ナンバー1になると予想されています。

 

そんなうつ病の治療方法やうつ病の疾病について日々研究が続き、新しい報告が毎日発表されています。

 

 

うつ病を知るためには、うつ病の症状やパニック障害、うつ状態、統合失調症なども理解する必要があります。

 

なぜならそれらの疾病はうつ病と密接に関連しているからです。

 

今回は「うつ病とは」をテーマに、今まで謎に包まれていた他の疾病との関連性から、よりうつ病の理解を深めることにしましょう。

うつ病とは

うつ病は、気分障害の一種であり、抑うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥(しょうそう)、食欲低下、不眠、持続する悲しみ・不安などを特徴とした精神障害である。

 

1日のほとんどや、ほぼ毎日、2、3週間は抑うつであり、さらに著しい機能の障害を引き起こすほど重症である場合である。

 

1 - 2年続く死別の反応、経済破綻、重い病気への反応は理解可能な正常な反応である場合がある。

 

有病者数は世界で3.5億人ほどであり一般的であり、世界の障害調整生命年(DALY)において第3位(4.3%)に位置づけられる。

 

しかし多くの国にて治療につながっておらず、先進国であろうと適切にうつ病と診断されていない事が多く、その一方ではうつ病と誤診されたために間違った抗うつ薬投与がなされている。

 

WHOはうつ病の未治療率を56.3%と推定し(2004年)、mhGAPプログラムにて診療ガイドラインおよびクリニカルパスを公開している。

 

ウィキペディアから引用したうつ病の概要です。

 

しかしながら、最新の医学ではうつ病はもっと複雑で他の疾病と密接に関連していて、これに当てはまる典型的な「うつ病」という人は実は少ないことが分かっています。

実はうつ病とは単純だった

うつ病を最もわかりやすく例えるなら、水が入ったコップを想像するのが良いでしょう。

 

コップは心、水はストレスです。

 

人は誰でもストレスを抱えていて、多かれ少なかれコップに水が入っています。

 

 

正常の人ならば、コップがいっぱいにならないようにストレスを発散しますが、中にはどんどんストレスをためてしまう人がいます。

 

心に余裕があり、ストレスを貯めているうちは良いですが、いづれコップがいっぱいになり、水があふれる時がやってきます。

 

これがうつ病の発症です。

 

水がいっぱいになり、貯めきれなくなった水がコップからこぼれるように、心に貯まるストレスがいっぱいになったときにうつ病としてさまざまな症状として表に出てくるのです。

 

 

ストレスの原因は様々ですが、多くは仕事環境が自分に合わないときに最もストレスがたまります。

 

上司との関係がうまくいかなかったり、仕事を失敗したり、ストレスが溢れた時にうつ病を発症しやすいのです。

 

うつ病とは
   正常な人

 

うつ病とは
   うつ病の人

うつ病になりやすい人とは

うつ病になりやすい人が存在します。

 

うつ病は、本当の自分を表に出さない人が発症しやすいといわれています。

 

本当の自分を表に出さない人というのは、過去に自分を否定されたり、自分自身を否定しやすい人であり、そういう人は本当の自分以外に、理想の自分を作り上げます。

 

「自分はこうあるべきだ」「こういう自分が素敵だ」と理想の自分を創造し、本当の自分を心の中に閉じ込めます。

 

こうなると、感情が表に出づらくなり、ストレスがたまりやすくうつ病を発症しやすくなります。

 

うつ病とは

 

また、うつ病になりやすい人は白黒はっきりしたい人です。

 

理想の自分を作り上げた人は、物事すべてに白黒はっきり区別したい傾向にあります。

 

理想は白、理想以外は黒です。

 

多くの人は、心にグレーゾーンを作ります。

 

世の中、白黒はっきりしたことは多く無く、大抵の人がグレーゾーンを受け入れます。

 

しかし、うつ病になりやすい人、うつ病の人はグレーゾーンを嫌い、なんでも白黒はっきりしたいために、世の中のグレーゾーンを受け入れづらく、ストレスがたまります。

うつ病の最善の治療法は「本当の自分」を認識すること

では、うつ病はどのように治療するのでしょうか。

 

うつ病の人は、理想の自分を創り、グレーゾ―ンを受け入れません。

 

よって、理想の自分を自分自身で認識することでうつ病の治療が可能になります。

 

 

うつ病の人にとって、本当の自分を出すことに恐怖を感じます。

 

理想の自分の存在に気づいていません。

 

自分がうつ病であることを認めません。

 

これがうつ病治療を難しくする原因です。

 

 

本当の自分を理解するために二つの方法があります。

 

一つは専門家に相談すること。

 

精神科や心療内科のドクターです。

 

もう一つは抗うつ薬を飲むことです。

 

 

どちらの方法も、本当の自分を理解する最善の方法です。

 

うつ病になってしまった人が自分の力でうつ病を治療することは非常に困難です。理想の自分が完成し、本当の自分を忘れているからです。

うつ病とうつ状態の違い

うつ病っぽかったけど、時とともに回復する人がいます。このような方はうつ状態といわれる病気です。うつ病とうつ状態は非常に似ていますが、それぞれに特徴があります。

 

まずは図をご覧ください。

 

うつ病とは
うつ病

 

うつ病とは
うつ状態

 

 

ご覧の通り、うつ病はうつ状態よりも深い溝に落ちた状態です。

 

一方のうつ状態は浅い溝に落ちた状態です。

 

 

うつ病は、理想の自分を創り、本当の自分を見失います。

 

その原因は、過去に本当の自分を否定された経験を持ちます。

 

 

一方うつ状態は、失恋、死別、離婚、仕事の失敗などでひどく落ち込んだ時に発症します。

 

誰でもいつでも発症する可能性があります。

 

しかし、その溝は比較的浅く、長い休養や生活リズムの回復などで自然に回復する場合があります。

 

もちろん、抗うつ薬を飲んでも早期に治療することができます。

うつ病と密接に関連するパニック障害とは

ではパニック障害はどういう病気なのでしょうか。

 

パニック障害とは、予期しないパニック発作が繰り返し起こっており、1か月以上にわたりパニック発作について心配したり、行動を変えているという特徴を持つ不安障害に分類される精神障害である。

 

きっかけのないパニック発作は、4つ以上の特定の症状が急速に、10分以内に、頂点に達する。

 

典型的な悪化の仕方では最終的に広場恐怖症へと進展する。

 

健康な人の10%が著しくないパニック発作を経験しているが、パニック障害ではない。

 

実際の危険にさらされた場合にはパニック症状は生じうるしそれも精神障害ではない。

 

パニック障害の原因として複数のルートが存在すると考えられているが、近年の研究によってその多くは心理的葛藤によるものではなく、脳機能障害として扱われるようになってきている(ただし、純心理学的問題に起因するものもある)。

 

こちらもウィキペディアからの抜粋です。

 

一般的にうつ病とパニック障害は分けて考えられることが多いですが、最新の研究ではパニック障害とうつ病は非常に密接に関連していることが分かっています。

 

 

パニック障害もわかりやすくコップで例えることができます。

 

うつ病はコップに貯めきれなくなった水が溢れることで発症します。

 

パニック障害はコップに蓋をする人が発症します。

 

水が溢れないようにと上から押さえつける人です。

 

押さえつけている間は大丈夫なのですが、ストレスが加わり続けるとどんどん水の圧力が上がり、いずれ勢いよく吹き出します。

 

これがパニック発作であり、パニック障害です。

 

うつ病とは
   パニック障害

 

 

パニック障害の発症は小さい頃の体験で決まりやすい

 

パニック障害はコップに蓋をする人に例えられます。

 

この蓋は幼少期の頃に決まりやすいといわれています。

 

「お前は兄に比べて出来が悪い」「なんでこんなことができないんだ。みんなは出来るのに。」

 

などと、小さいころに親から言われ続けて育つ場合、その記憶を忘れたとしても、潜在意識の中で忘れることはありません。

 

すでに幼少期時代にコップの蓋を作っています。

 

自分は出来が悪いと自己否定をしながら育つと、常にストレスがかかり、ストレスがあふれ出ないように抑え込む力を身につけます。

 

ストレスを抑え込む力は大きくなっても備わったままです。

 

 

情報過多の現代、様々な情報が入ってきて、それをすべて受け止めます。

 

そしてストレスを押さえつけます。心には貯められるストレスの量に限界があり、いくら押さえつけてもいずれ吹き出してしまいます。

 

 

パニック発作は気が緩んだ時に発生しやすい

 

パニック発作は、たいてい安静にしているときや、ホット一息ついたときに起こります。

 

これは、ストレスを押さえつける力を緩めたために、貯まったストレスが一気に放出されるからです。

 

 

パニック発作は30分もすれば落ち着く

 

パニック発作を一度体験するとその恐怖は忘れられないものとなります。

 

記憶が遠くなり、とてつもない不安に襲われます。

 

じっとしていることができなくなります。

 

パニック発作を起こしている本人や周りら見ると驚きますが、実際には命にかかわることは無いため、発作が収まるのを待つことになります。

統合失調症とうつ病の関係

統合失調症とうつ病はその治療方法が全く異なり、両者は関係が無いように感じますが、実は統合失調症とうつ病もパニック障害と同じように密接に関連しています。

 

うつ病は、本当の自分ではない理想の自分を作り出す病気です。

 

一方の統合失調症は、本当の自分の心を支える柱そのものに障害が発生するイメージです。

 

 

もともと不安定な心に衝撃が加わり、それをきっかけに発症することが多い病気です。

 

統合失調所とうつ病は明確に分けられるものでは無く、それぞれが混在するために、その治療は両方を見据えて行われます。

 

例えば、抗うつ薬を服用しても症状が改善しない場合に、向精神薬を少し追加すると劇的に回復する場合が多いのはこのためです。

うつ病とうつ状態を症状から見分ける方法とうつ病治療について

最後にこれらの疾病の治療に触れてみましょう。

 

 

うつ病とうつ状態を症状から見分ける簡単な方法は、睡眠を把握することです。

 

うつ病の睡眠の特徴は、寝つきは良いが早朝覚醒があるということです。

 

夜は眠れるのですが、起きる必要が無いのに早朝に起きてしまったり、夜中に何度も目を覚ますという特徴があります。

 

一方うつ状態は夜眠れないことが多いです。

 

 

よって、うつ病、うつ状態で使用される抗うつ薬はそれぞれ症状に合った薬を選ぶことがベストです。

 

うつ状態の治療には、眠気が起きるレメロン、リフレックスが使われます。

 

これらの抗うつ薬は、眠気を誘発する四環系抗うつ薬と構造が似ており、眠れないときに最適な抗うつ薬になります。

 

 

うつ病にはパキシルやレクサプロが適しています。

 

パキシルは無理に症状を持ち上げるために異常行動が起こりやすいといわれていて、最近は圧倒的にレクサプロが使われるケースが多いです。

 

ジェイゾロフトは効果が弱く、レクサプロ10mgと同等の効果を得るにはジェイゾロフト150mgが必要といわれています。

 

まとめ

絵でうつ病を表すことで、うつ病とうつ状態の違いや、それらとパニック障害の関係などがイメージしやすいと思います。

 

うつ病患者の急増により、うつ病治療が広く研究され、その病態が複雑になっているように感じてしまいますが、実際にはうつ病は非常に単純に表すことができます。

 

うつ病は決して恥ずかしい病気ではありません。

 

誰もが発病しうる病気なのです。

 

正しいうつ病の仕組みを理解し、適切な治療ですぐに回復することができますよ。



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