アマゾンは安くて迅速
アマゾンでVA方式のRGBパネル液晶テレビ65インチを購入しました。
価格.comや家電量販店にて購入を検討しましたが、価格や保証、配送など総合して考えるとがアマゾンが安く、迅速で保証も十分でした。
今回はテレビを購入するポイントや、なぜアマゾンで購入するのが良いか参考になるレビューを紹介します。
経緯
すでに10年ほど利用しているテレビの調子が悪くなったため、新しいテレビを購入することにしました。
サイズは65インチ以上と決めていたたので、すぐに欲しいテレビが見つかると思っていましたが、決定までには時間がかかりました。
テレビ選びに重要なのは、サイズとパネルの種類だというのは言うまでもありません。
65インチ以上、そして液晶と決めていました。しかし、それ以外にパネルの種類や様々な規格など、長く使うには必ず押さえておきたいポイントがあります。
まず、サイズ。これは純粋に大きいほど満足できます。
一昔前のテレビがブラウン管だった時代は、テレビから3メートル離れるというは常識でした。
しかし、画面が精細になり、小さな文字や画像が表現できるようになったため、テレビを近くで見ても目の負担は激減しました。
実際に、メーカーが発表している最適視聴距離があります。
ハイビジョンテレビは画面の高さの3倍といわれていました。
4kテレビはこの距離が短くなり、画面の高さの1.5倍です。
例えば、現在一般に手に入る最大のテレビサイズが85インチ前後ですが、この巨大テレビの最適距離が1.6メートルです。
要するに、部屋に入りさえすれば、巨大なテレビでも十分に視聴に適した距離は確保できるのです。
よって、サイズは予算が許す限り大きなサイズを選んでおけば間違いありません。
筆者は65インチを最低サイズとしました。
続いて画面のタイプです。
テレビには液晶と有機ELの2タイプがあります。そしてさらに、液晶には2タイプのテレビがあります。
ここは重要なのでじっくり考えてください。
まず有機ELです。
液晶はもう古い!次世代テレビの種類徹底比較でも紹介していますが、テレビの基本原理は3色の光です。
3色の光が強弱して映像や文字を表現しています。
有機ELはこの1色1色すべての光を独立してコントロールできるので、非常に繊細な映像を映し出すことができます。
例えば、赤を表現するときは、赤だけを点灯させ、他の色は消灯させます。すると純粋な赤を表現できます。
また、すべての光を消灯すれば黒を表現できます。
この完全な消灯を実現するのが有機EL最大のメリットであり、「沈み込む黒」というはこのことです。
後で説明しますが、液晶テレビは原理的に完全な黒を表現することができません。
完全な黒、そして明るい部分まで厳密に表現できる有機ELが美しいといわれるのはこのためです。
一方、有機ELには弱点があります。
それは焼き付きの問題と光度の限界です。
焼き付きは同じ画面を長く表示していると、その部分が劣化し、色が変化してしまいます。
筆者は有機ELのスマホをもっており、この焼き付きは経験済みです。
仕事上、相手の作業を映し出すために、12時間以上テレビ電話をすることがあります。
右上には自分の顔が映る小窓が表示され、下には戻るボタンや電話を切るボタンが表示されています。
この部分が焼き付いてしまい、写真や白い画面を表示させると、窓の形や戻るボタン、そして電話を切るボタンが見える状態になってしまっています。
有機ELは長時間同じ画面を表示するには向いていないのです。
テレビはこの焼き付きを防止するために、ピクセル単位で画素をずらしたり、自動的にテレビをオフにするなど様々な機能があり、長時間テレビやゲームをするなど一般的な使い方では心配する必要はありません。
しかし、筆者はテレビをパソコンモニターとして利用しており、有機ELでは確実に焼き付くため選択から外れました。
もう一つの問題は光度の問題です。
現在、有機ELパネルを大量生産できるメーカーは韓国のLGのみです。
ソニーや東芝、パナソニックなど各種国内メーカーは有機ELテレビを発売していますが、すべてのパネルはLG製です。
なぜ、国内産の有機ELパネルが無いのでしょうか。
有機ELパネルには生産方法とパネルタイプが2種類ずつあります。
LGは有機ELの画素をすべて白色とし、その上に3色のフィルターを重ねて色を表現しています。
白色の光源から赤や青、緑の色を取り出し、その他の成分はさえぎっているので、当然光度は低くなります。
これが有機ELは光度が低いといわれる原因です。
一方、日本が現在取り組んでいるのは、赤、青、緑それぞれの色を発光するLEDテレビパネルの開発です。
余分なフィルターを通さないため非常に明るく、生産技術が確立できればLGよりも安く、しかも画面サイズ自由自在な有機ELパネルを生産できます。
なので、日本が国産有機ELパネルの大量生産が実現すれば、圧倒的に明るく、そして安く、大画面のテレビが出てくるのです。
ただし、やはり焼き付きの問題はあるので、筆者は液晶を選びました。
では液晶はどうでしょう。
液晶も有機ELと同様に3色のフィルターで構成されています。
そして、後ろから白色のLEDの光を当てて映像を表現します。
3色すべてのフィルターを通すと、白色になってしまうため、このフィルターを遮りながら映像を表現し、その遮るものが液晶というわけです。
光を遮る液晶には2タイプがあります。
VA方式とIPS方式です。英語なのでややこしく感じますが単純です。
現在主流のIPS方式は光を通すことが得意で、色鮮やかに映像を表現できます。しかも、光の通し具合が均等なため、斜めから見てもきれいな映像を見ることができます。
一方、デメリットが3つあります。
IPS液晶は製造工程が複雑で価格が高いこと、光を遮るときと光を通すときにの切り替えが遅いこと、そして光を遮ることが苦手であるという点です。
IPS液晶は光を通すことが得意なのですが、反面光を遮ることが苦手です。
黒を表現するときは、バックライトの光をすべて遮断すればよいですが、どうしても原理上光が漏れてしまいます。
日中にカーテンを閉めた時、外の光が漏れて部屋を完全に暗くすることができないのと同じです。
この弱点を補うために、バックライトのエリア駆動が発明されます。
明るい部分はバックライトを点灯させ、暗い部分はバックライトを消灯し黒を表現するという技術です。
これは画期的ですが、バックライトの制御は画素単位ではなく、もっとおおざっぱな駆動です。(画素単位の駆動は未来テレビのマイクロLEDテレビです)
なので黒に近づけることはできますが、完全な黒は表現できません。
バックライトには、直下型とエッジ型があり、さらにそれぞれエリア駆動の有無があります。
直下型バックライトの方がエリア駆動が得意ですが、エリア駆動がついていないテレビは、直下型もエッジ型もそれほど大差はありません。
あえて言えば、直下型の方が均等に光を当てられるメリットはありますが、消費電量が大きいデメリットもあります。
IPS液晶は動きに弱いということも問題です。
原理上、光を遮るときと通すときの切り替えが遅く、動きが速い映像が苦手です。
よって、メーカーは倍速駆動やバックライトの高速点滅で目の残像を減らすなど、様々な技術を盛り込んで動きに弱い弱点を補っています。
もう一つ、コストが高い点です。この弱点を補うために、実質の画素数を減らすという方法をメーカーは取っています。
RGBとRGBW方式です。
これは色の頭文字であり、W、要するに白がついているかいないかの違いです。
RGBパネルは3色の光で映像を表現しますが、RGBWパネルは白が加わります。
この白は色の表現には貢献せず、明るさを補うための画素です。
WがRGBに加わるだけなら良いですが、問題は3色の画素がWに置き換わっているということです。
よって、4kテレビのRGBWは実質3kテレビというわけです。
RGBWは製造コストが安いため、格安テレビに搭載されています。
Wが加わることで、鮮やかさが失われるため、純粋なRGBパネルに比べて劣ります。
IPSパネルについてまとめると、IPS方式は鮮やかで斜めから見てもきれいですが、動きの表現、黒の表現が苦手です。
この弱点を補うために、バックライトのエリア駆動、そして倍速駆動が搭載されているため、液晶のハイグレードモデルは高いのです。
ではVA方式はどうでしょう。
VA方式はIPS方式が出る前まで液晶の主流方式でした。
動きに弱く、黒の表現が弱いというIPSの弱点をVAは持っていません。
バックライトの光を遮る切り替えが早く、光を遮る力も圧倒的です。
遮光カーテンで、さらにカーテン枠を取り付けて部屋の中を真っ暗に出来るイメージです。
よって、バックライトのエリア駆動は必要ありません。動きにも強く、倍速駆動も不要です。
ではVAの弱点は何でしょうか。
それは視野の狭さです。
VA方式は原理上、斜め方向の光を遮る力が弱いため、テレビを斜めから見ると白っぽく、明るくなります。
よって、斜めからテレビを見る環境には向いていません。
現在は、どこから見ても美しいという売り込みで、IPSパネルを搭載し、弱点を補う様々な技術を搭載し高価な価格で液晶テレビが売られています。
しかし、よくよく考えてみると、斜めからテレビを見ることはあまりありません。
筆者は常にテレビの正面のソファーから映像を見ており、斜めから見ることは一切ないのです。
VAパネルは黒の表現が得意でコントラスト比が高く、色鮮やかなので正面からテレビを見る筆者には最適でした。
そして最後にHDRに対応しているかどうかという点も重要。
最近HDRという言葉をよく聞きますが、これは簡単に言えば明るい映像を表現する技術のこと。
従来の映像規格では明るさの上限が決まっていて、明るい映像が表現できませんでしたが、新規格では明るい映像も表現可能に。
テレビのパネル技術ではすでにHDRを表現できる能力はありますが、テレビの頭脳がHDRに対応していなければ再生できません。
YoutubeやWindows10ではHDR出力が対応しているので、HDRに対応したテレビを買うと、ダイナミックな映像を楽しめます。
実際にHDRの映像を見ると驚くほど美しいのですが、HDR対応テレビでないと表現できないので見てみる価値ありです。
どこでVAテレビを買うか
テレビを買う方法は、3択でしょう。
家電量販店、価格ドットコム、そしてアマゾンです。
結論から言えば、アマゾンが圧倒的におすすめなわけですが、なぜでしょうか。
まず、家電量販店。
テレビを展示していて、映像を確認できるのはうれしいですが、正直高い。
もちろん表示価格から値引きがありますが、値引きの交渉次第で安くかえるかそうでないかというのはどうも腑に落ちません。
20万円と表示されているテレビで、交渉せずこれくださいといえば20万円です。
安くなりますか?と交渉して18万円。
もう少し安くしてと交渉して17万円が限界です。
そこを何とかと交渉して、上に確認してきます。16万円、今日中ならOKです。
こんな交渉が当たり前ですが、そもそも16万円で売ってもがっぽり利益をとっています。
しかも、価格ドットコムより安くなることはまずありません。
なので、家電量販店で買うことは考えませんでした。
そこで価格.comを見てみます。
安い。確かに安い。
掲載する店舗同士最安値を取ろうと競いあい、かなり安くテレビを買えます。
ただ、最安値のショップがクレジットカード利用不可だったり、そもそも、どんなショップかよくわからないという不安があります。
悪い言い方をすれば、売り切って終了タイプのお店も混在しています。
配送料が高額だったり、古いテレビの回収料金が高いケースもあります。
ポイントを付けるショップもありますが、そもそもそのお店を再び利用することは考えられないので却下。
それでアマゾンを見てみました。
当初、テレビなど大型で高額商品をアマゾンで買う気はありませんでした。
しかし、アマゾンは大型商品にも力を入れていて、アマゾン専用に型番を変えたテレビが売られています。
型番を変えているので、価格ドットコムの最安値に追随されづらいのですが、実際にはアマゾンンが最安値で売られているテレビが多くあります。
実際にアマゾンでテレビを注文
早速注文です。
いつもと同じようにテレビをカートに入れて注文です。
通常のアマゾンと同じなので、何の迷いもありません。
唯一異なるのが、配送日の指定。
大型商品はヤマト運輸などが二人で運んできてくれるため、日時指定が少し先になります。
今回の注文では火曜日に注文し、最短配達日は日曜日でした。
前日にヤマトから電話が入り、古いテレビの回収について聞かれたのでお願いしました。
あとは当日、テレビを持ってきてくれて、組み立てから設置、そしてごみの回収、古いテレビも回収してくれました。
もちろん送料無料です。
リサイクル料金はもちろん必要ですが、それはどこのショップでも同じ。
心配なら5年間の長期保証もお願いできます。
いままで、大型家電は家電量販店で購入していましたが、早くて安くて保証も付けられるアマゾンはとても便利でした。
今後はほかの家電や家具もアマゾンを利用しようと心に決めました。
ハイセンス 50V型 液晶テレビ
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50インチこの価格。大画面テレビも気軽に買えちゃいます。

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