実はお得ではない
現金よりカード払いの方が安く給油できると、一人最低一枚はガソリンカードを持っているのではないでしょうか。
結論から述べましょう。ガソリンカードで給油する方法は思うほどお得ではありません。
1リットル〇円引き!という言葉から想像するほどガソリンを安くは無いんです。
ガソリンカードがお得ではない理由と、ガソリンを最もお得に給油する方法を紹介します。
主要なガソリンカード
ガソリンスタンドは集約が進んでいますが、まだまだ多くの種類が存在しています。
中でも、次の
- ENEOS
- エクソンモービル
- 出光
- SHELL
の四つのいずれかのうち1〜2種類のガソリンカードを持っているがほとんどです。
では、ガソリンカード払いではどれくらいお得に給油できるのでしょうか。
エネオスカード
ENEOSカードにはC・P・Sの三種類のガソリンカードがあります。
Cは多く給油する人ほど値引き率が高くなりますが、エコカーに乗っている人はあまりお得な値引き率になりません。
Pカードはガソリンを値引く代わりにポイント還元率を高くします。
Sカードは、現金価格から1リットル当たり2円引きで年1回でも給油すれば年会費無料なので、エネオスカードの中で最もベーシックカードです。
エクソンモービル
エクソンモービルはシナジーカードを発行しています。
シナジーカードは通常のカード払いの月額利用料が多い人ほど割引率が高くなり、最大で1リットル当たり7円引きです。
一方で、利用額が1万円未満だと、1リットル1円引きです。
出光
出光クレジットは非常に種類豊富ですが、ガソリンカードとして発行される多くは出光カードまいどプラスです。
入会から一か月間は値引き率が高いですが、通常は1リットル当たり2円引きです。
SHELL
昭和シェルのカードは、月額利用料に応じてガソリンの値引き率が変わり、最大で1リットル7円引きとなっています。
以上が主要なガソリンカードの特徴です。1リットル当たり2円引きが主流ですね。
カードを持っていないと、1リットル当たり2円高くなるので、現金払いは損するように感じます。
しかし、多くのケースではガソリンカードが不要なことが多いです。
ガソリンカードの還元率は低い
エコカーの給油は、多くても1回30〜40リットルくらいですよね。
1リットル2円引きにしても、たったの60円から80円ほど。
それほど差はありません。還元率にすれば1.5%程です。
1.5%は差が大きいでしょと思われる方もいるかもしれませんが、これは、現金払いとの比較の話です。
ご存知の通り、ガソリンスタンドでは提携カード以外のクレジットカードをが使えます。
通常のクレジットカードも還元率は0.5%〜1%程はあるので、提携カードとの差はそれほどありません。
しかも、
ガソリンカードはエネオスならエネオス、出光なら出光のガソリンスタンドしか値引きされません。
いつも家の近くのガソリンスタンドだけで給油するなら良いですが、旅行やドライブで給油する際、わざわざ提携のスタンドを探す必要があります。
目の前にガソリンスタンドがあるのにも関わらず、値引きが使えるガソリンスタンドを探せば、余分なガソリンが必要で、値引き分のガソリンくらいはあっという間に消費してしまいます。
よって、専用のガソリンカードで給油するよりも、いつも使っているカードで給油した方が、ガソリンスタンドを選ぶことなく利用できるので便利です。
では、どのカードが一番お得に給油できるのでしょうか。
給油に最適なカード
まず、家の近くに昭和シェル石油がある人は昭和シェルのポンタ最強カードが良いです。
昭和シェルやローソンなど、ポンタと提携していれば、還元率は2%とカードの中でも最高クラスの還元率です。
しかも、シェル以外のガソリンスタンドで給油しても、1%はポイントが付くので、給油所を迷うことなく給油できます。
そしてもう一つはジャルカードです。
給油するたびにマイルが貯まり、たまったマイルで国内や海外旅行に行けます。
提携の給油所を探す悩みが無く、ドライブ中に最寄りの給油所でOK。
ガソリンスタンド探しに無駄な燃料を使うことが無いので、一石二鳥ですよね。
ガソリンカードがお得だという思い込みを無くし、効率よくポイントを貯めてプチ贅沢を楽しみましょう。

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