大統領専用車ビースト
大統領をテロや暗殺から身を守るために開発された大統領専用車ビースト。
その防御力は世界各国の大統領専用車の中でも圧倒的に優れており、重装甲車に匹敵、もしくは重装甲車を超える能力があるともいわれています。
今回は大統領専用車とそこに使われる防弾ガラスを含め、大統領の移動について詳しく紹介します。
大統領専用車のスペック
写真を見てお分かりいただける通り、いかにも防御力が高く重そうな大統領専用車ビースト。
まず、そのスペックを見てみましょう。
開発メーカーはキャデラックですが、どのモデルにも属さない、完全オリジナルなモデルになっています。
そのサイズは圧巻で、長さが6.8メートル、幅が2メートルと一般的な車に比較してかなり巨大です。
多くのサイトには長さ5.5メートルとの間違った記載が見られますが、5.5メールは市販車を少し大きくしたサイズであり、超ロングホイールベースの車両なのであり得ません。
ちなみに、レクサスやベンツなどのフラッグシップモデルのサイズは、長さが5.2メートル、幅は1.9メートルなのでその巨大さがわかりますね。
大統領専用車の重さは約9トン、同様に、レクサスなどは約2.2トンです。
この巨体を動かすためのエンジンはディーゼルエンジンであり、世界中のどこにでも入る軽油を燃料にしています。燃費はリッター約1qとかなり悪いですが、ロールスロイスファントム(約2.7トン)の実用燃費がリッター約2kmなので、車重を考えれば良好な方でしょうか。
大統領専用車の値段は約20億円です。
意外に安いと思われるかもしれませんが、市販価格ではなく開発費なのでこれくらいの値段に落ち着きます。
これもほとんどのサイトではウィキペディアを参考に3000万円としていますが、もしそうなら日本中のVIPは皆ビースト並みの車に乗っています。
この車にはカギ穴がなく、ドアの開閉は大統領を護衛するシークレットサービスしか知らないトップシークレットとなっています。
外部からのあらゆる攻撃に耐えられるように、装甲の厚さは異常なほどです。
通常、日本で使用される防弾仕様の車は拳銃防弾仕様、あるは、アサルトライフル防弾仕様の2種類です。
その名の通り、拳銃やアサルトライフルの銃弾を防ぐ仕様になっています。
さらに、国のトップ専用車両になると、軍が使用する高貫通力特殊徹甲弾にも対応した防弾ガラスを使用したモデルになります。
一方、大統領専用車ビーストの防御力はこれらを圧倒します。
厚さ13センチの特殊防弾ガラスを装備し、ロケット砲の直撃にも耐える性能を持っています。
ドアや車体の厚さは20センチにも達し、特殊な複合素材であらゆる攻撃から守ります。
また、内部を常に陽圧に保つことで、化学兵器にも対応し、万が一の時には酸素タンクから酸素が供給されます。
タイヤは9トンの車重にも耐えられる専用のランフラットタイヤになっており、万が一パンクしても、危険な現場からすぐに離れることが可能です。
アメリカは、この車両を2台用意し、1台を常にバックアップとして随行させています。
大統領が海外を訪れるときには常に大統領専用車も空輸され、安全に移動ができるようになっています。
大統領の車列
大統領が移動する際には車列を組み移動します。
先ほど紹介した大統領専用車2台に、様々な警護車両が大統領を防衛します。
大統領専用車の近くを走行する車両。
こちらはシークレットサービスの戦闘部隊が乗っており、万が一トラブルが発生すれば、軍用重火器を装備した部隊が即応します。
この車両は外部との通信を担っていると思われます。
大統領専用車両とこの車両をリンクし、専用の衛星通信を使いホワイトハウスに接続しているのではないかと考えられています。
こちらはあらゆる電子戦専用車両と思われます。
周囲の不審な動きや電波をキャッチし、有事には電子妨害なども可能としています。
多くの武器や資材を搭載しています。
通常シークレットサービスが使用する武器は自動小銃ですが、弾薬や重火器、爆薬などを搭載し、治安のよくない国や、テロリストクラスの重武装グループにも十分対応できる武器を搭載しています。
これら車両意外に、シークレットサービスが乗った車両や様々な任務を持った車両が30台前後。列をなして大統領を護衛しています。
軍隊は戦闘のプロですが、大統領車列とシークレットサービスは、様々な任務をすべてこなすプロです。
いわゆる、特殊部隊のような存在で、銃撃戦はもちろん、格闘技や護身など、アメリカで最も優れる人たちの集まりです。
更に、アメリカ最先端の技術を使用した機材や装置によって、世界で圧倒的な権力を持つ大統領を護衛しているのです。

カテゴリ一覧
【新着記事】