世界最強の潜水艦シーウルフはどれほど強いか

世界最強の潜水艦シーウルフはどれほど強いか

世界最強の潜水艦シーウルフの開発

潜水艦,シーウルフ
1970年代、ソ連と対立していたアメリカ当時の主力潜水艦はロサンゼルス級潜水艦。

 

ソ連が保有したアクラ級潜水艦は、ロサンゼルス級潜水艦の性能を上回り、アメリカを震撼させる事態となります。

 

ソ連のアクラ級の船体がチタン製で、従来の潜水艦よりも深く潜ることができ、また、ソ連が持つ潜水艦の中で最も静かな潜水艦だったためです。

シーウルフは圧倒的に深く潜れる

アメリカは、ソ連の潜水艦をアメリカ本土に近づけないようにするために、SOUSUS網を構築していました。

 

SOUSUS網は、いわゆるセコムのようなシステムであり、ソ連の潜水艦の動きを自動で感知し、リアルタイムに情報を送信するシステムです。

 

莫大な予算を投じたSOUSUS網でしたが、ソ連が開発したアクラ級はSOSUS網に感知されることなく突破できる性能を獲得。

 

アメリカがソ連の潜水艦を探知できない可能性が浮上し始めます。

 

また、アクラ級を発見したロサンゼルス級潜水艦が、アクラ級を追跡するも、途中で見失うという失敗が発生します。

 

一度発見した潜水艦を見失うことは、すなわち相手に自由に攻撃の機会を与えてしまうという敗北を味わったのです。

 

ソ連の潜水艦を探知できなくなり、また、発見したソ連の潜水艦の追跡すら不可能になる事態を恐れます。

 

そこで、アメリカ軍はアクラ級の性能すべてを凌駕する最新の潜水艦シーウルフの開発に取り掛かりました。

 

潜水艦は深く潜るほど相手に探知されず、また追跡される危険も少なくなります。

 

そこでシーウルフは、より深く潜るために、高価な高張力鋼を使用し、600m以上深く潜れるように設計されました。

 

一般的な潜水艦の限界深度は300〜500mなので、シーウルフは他の潜水艦を圧倒する深く潜る能力を持っています。

シーウルフにはスクリューが無い!?

潜水艦といえば、大きなスクリューを思い浮かべますよね。
こんなやつです。
潜水艦,シーウルフ

 

しかし、シーウルフにはスクリューが無いんです。え?じゃあどうやって進むの?

 

実はシーウルフはウォータージェットを利用し推力を得ています。簡単に言えばジェットスキーと同じ原理です。水を強力に押し出すことで前に進むんです。

 

なぜプロペラを使わないのかというと、キャビテーションという現象と静粛性が密接に関係しています。

 

潜水艦の速度を早くするには、プロペラを大きくし速く回せば良いのですが、ある程度の速度に達すると、プロペラ前後の圧力差で水が沸騰し気泡になります。
潜水艦,シーウルフ

 

この気泡が負圧から解放されたときに再びつぶれるのですが、気泡がつぶれる音がかなり強烈なのです。

 

気泡がつぶれる衝撃でプロペラを損傷するほどのエネルギーが、音となって敵潜水艦に探知されてしまうのです。キャビテーションについてはロシアが最新の長距離高速の核魚雷を開発?誤ってテレビで放送でも紹介していますのでご参考ください。

 

よって、潜水艦は早くするほど騒音がより大きくなってしまうため、キャビテーションを発生させないスクリューの開発は各国のトップシークレットになっています。

 

しかし、アメリカ海軍のシーウルフは、キャビテーションを発生するスクリューをなくしてしまうという、仰天の技術を用いました。

 

ウォータージェットを使用することで20ノットの高速でもキャビテーションを発生させず、無音、高速で水中を動き回ります。潜水艦の目は、音がすべてです。よって音も無く高速で動き回るシーウルフを探知、追跡することは不可能に近いのです。

シーウルフの任務

世界最強のシーウルフの秘密は、アメリカ海軍が持てる技術を結集して作られた超高性能潜水艦です。潜水艦の任務はトップシークレットであり、軍の上層部ですらほんの一部しか知らされていないのですが、無音で敵国に近づき偵察したり、敵潜水艦をひそかに追跡するなど、今現在でも世界のどこかの海で、誰にも知られることなく活動していることでしょう。

 

 

潜水艦関連で最も売れている本、それが潜水艦のメカニズム完全ガイドです。潜水艦のすべてを知りたい人に!

 

シーウルフは世界最強の潜水艦ですが、それ以外にもアメリカでは多くの潜水艦を運営しています。

 

1隻で国を亡ぼすコロンビア級オハイオ級潜水艦

 

世界最強の米海軍の中でも中核を担う空母打撃群の戦闘力は?

 

アメリカ軍が誇る潜水艦の詳細は、関連記事をぜひご覧ください。



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