ロシアのSu-57戦闘機は世界最強のF22を凌駕するのか

ロシアのSu-57戦闘機は世界最強のF22を凌駕するのか

Su57

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ロシアのスホーイ社が開発するSu-57、通称スホーイ57。

 

ロシア発の第五世代ステルス戦闘機であり、アメリカ、中国に続き世界で3番目に配備が予定されています。

 

その戦闘力は相当なものであるとされていますが、どれほど強いのか、詳細をお伝えします。

Su-57とは

Su-57は、制空用戦闘機として開発され、空対空を専門とする最強の戦闘機です。

 

最大の特徴はステルス性能、速度・機動力、そしてアビオニクスです。

 

まずステルス性能。ステルス性能は最新の戦闘機として必須の能力とされていますが、現在開発できているのはアメリカ、中国、そして今回のロシアの3つのみです。

 

動画はSu-57が実際に飛行しているシーンを切り抜いたものです。

 

世界最強のF22ラプターステルス戦闘機のすべてに詳しく紹介していますが、アメリカは1981年にはすでにステルス機を飛行させおり、最大・最新・最強の空軍を持っています。

 

飛行機にステルス性能を持たせるのは比較的簡単ですが、戦闘機にステルス性能を持たせるのは実現困難な技術です。

 

ステルス性と機動力は相反する性能であり、ステルス性を高めると機動力が落ち、機動力を高めるとステルス性が落ちてしまいます。

 

実際にアメリカが最初に投入したF117ステルス機は、戦闘機ではなく、地上目標を攻撃するステルス攻撃機として実戦に投入しています。F117は、空対空戦闘機としては機動力が足りませんでした。この頃はアメリカすら、ステルス性能と機動力を両立できなかったのです。

 

それから30年近くたち、アメリカは世界最強のF22を開発し実戦配備するまでにこぎつけました。

 

ではSu57のステルス性能はどうでしょうか。

 

機体の形状を見ると比較的オーソドックスな戦闘機です。
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※quotationWikipedia

 

F22は主翼がひし形に近く、ステルス性を高める構造が極めて正確に設計されており、30年の差が顕著に表れています。
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※quotationWikipedia

 

言い換えれば、よりオーソドックスな形から、機動力は相当高いものだと予想されています。

 

ステルス性能はF22に匹敵しないといっても、従来の第四世代戦闘機と比べると圧倒的なステルス性を発揮します。

 

レーダーを反射させる凸凹を極力減らし、機体のあらゆる場所が局面で構成されています。

 

武器を収納する格納庫、アンテナなどの突起物はすべて覆われ、レーダーが反射するの方向をコントロールしています。

 

機体表面にはレーダー吸収塗料が塗られ、主に赤外線レーダーに対するステルス性を高めています。

 

構造を工夫しづらいエンジン吸気口にも、レーダーブロック構造が採用され、コックピットにもレーダーの侵入を防ぐコーティングが施されています。

 

これらの構造から、レーダー反射を通常戦闘機の30分の1程度に抑えており、従来の第4世代戦闘機を圧倒する制空能力を持っているとされています。

 

Su-57の弱点は低周波レーダーに対するステルス性能です。

 

ステルス機が開発された当初、その対策として、対ステルスレーダー、いわゆる低周波レーダーが開発されました。

 

低周波レーダーとは、その名の通り周波数が低いレーダーです。

 

解像度が低く、飛行機の正確な位置を数メートル、数cm単位では検知できませんが、ステルス機も探知する能力があります。

 

低周波レーダーでステルス機の大体の位置を特定し、その方向に高周波レーダーを高出力で放出することで、ステルス機の探知を可能としています。

 

実際に、F117が撃墜されたときも、低周波レーダーが原因でした。

 

現在、先進国はステルス機の探知のために、低周波レーダーも導入しています。

 

自国でステルス機を開発することで、その探知技術も同時に高めています。

 

アメリカではさらにその先に進んでおり、低周波レーダーに映らないステルス機を開発、それがF22やF35ステルス戦闘機です。

 

ロシアのSu-57は、低周波レーダーに対するステルス性は高くないと、軍の幹部も認めており、Su-57の弱点を知ることができます。

Su-57はどれほど強いのか

アメリカが誇る最新のステルス戦闘機はF35であり、多くの記事でF35はロシアのSu-57に劣ると記載されています。

 

「え?アメリカの最新の戦闘機よりも強い?ありえない!」と思うかもしれませんが、これは事実。

 

アメリカ最新の戦闘機はF35ですが、最強はF22です。

 

この2機、コンセプトが全く異なり、F22は敵戦闘機を撃ち落とすために設計された専門の制空戦闘機、一方F35は対地、対艦、対空任務をこなすマルチロール機です。

 

もう一度言いますが、F35はSu-57に劣ります。

 

理由は明確。F35はアメリカ軍の空軍コンセプトに満たす形で誕生した戦闘機であり、そのコンセプトはHi&Loミックスです。

 

F35はF22を補完する目的で設計されています。

 

F22が出るまでもない中規模の国家の紛争や戦争、そして質より数が重要な対地攻撃が主な任務となります。

 

よって、世界最強のF22を補完する目的で設計されたF35は、空対空専門のF22に劣るのはもちろん、ロシアのSu-57に劣るのは当然です。

 

Su-57と比較するなら、世界最強のF22であり、F22のステルス性能、運動性能は非常に高く、Su-57の戦闘力を上回っているのは間違いありません。

 

ただし、Su-57の配備で心配することは多々あります。

 

多くのニュースや記事が、アメリカの軍事的優位性について語る中、日本の軍事的優位性に対する見解がすっぽり抜けてしまっています。
日本は大丈夫なのでしょうか。

日本の航空自衛隊位置づけ

アメリカは最新第五世代、そして世界最強のF22を180機配備しています。それを補完するF35は合計3500機の配備を予定しています。
F22に対抗する戦闘機を持つのは中国とロシアだけで、中国は中国のステルス戦闘機J20のすべてで紹介するJ20を持っています。

 

ロシアはSu-57を150機近く配備する予定です。

 

一方、日本は数こそ170機ほど保有していますが、機種は1世代前の第4世代のF15戦闘機です。

 

日本のステルス戦闘機導入が話題になっていますが、その機種はマルチロール型F35がたったの42機のみであり、ロシアや中国には全く対抗できない程度の戦闘力しかありません。

 

もちろんF35を導入することは、軍事上非常に意味がありますが、アメリカのF22や通信技術の支援がなくては、中国やロシアの圧力に日本は単独で対処でいないのが現状なのです。

 

すでに各国は第六世代戦闘機|アメリカ、日本、ロシアの構想で紹介するように、第5世代ステルス戦闘機を圧倒的に上回る第6世代の戦闘機の開発をスタートさせています。

 

日本も第六世代戦闘機の開発をヨーロッパと共同開発しようと進めていますが、第5世代闘機、そして第4世代戦闘機すら独自で開発できておらず、開発力が疑問視されています。

 

中国の経済力の躍進によって、日本の世界に対する影響力が弱まっています。

 

とりわけ軍事力に至っては、アジアにおける中国の存在感は圧倒的で、アジアが赤色に塗り替えられようとしています。

 

戦後、経済力を急速に回復させ、一時は世界第2位の経済大国に上り詰めた日本ですが、近年では中国に抜かれ、ヨーロッパ各国にも抜かれようとしている日本。

 

軍事開発は経済力の一部でもあります。

 

今後も日本の世界に対する影響を維持できるかどうかは我々にかかっています。



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