巡視船と護衛艦の違い | 海上保安庁は自衛隊に匹敵するか

巡視船と護衛艦の違い | 海上保安庁は自衛隊に匹敵するか

巡視船と護衛艦

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巡視船は海上保安庁が保有する艦艇であり、英語にするとパトロールボート。

 

一方、自衛隊が保有する護衛艦は敵国の駆逐艦に対抗できるよう強大なパワーを持っています。

 

具体的に巡視船と護衛艦の違いを紹介します。

しきしま型巡視船

海上保安庁が持つ最大の巡視船が「しきしま型巡視船」であり、そのサイズは6500トンにもなります。

 

一般的にイージス艦や護衛艦のサイズが6000〜8000トンであり、ほぼ軍艦と同じ巨大な艦艇であることがわかります。

 

長さは150mにもなり、その構造は軍艦とほぼ同じ。

 

海上保安庁が持つ船の中では装備、打撃能力ともに最強です。

 

ヘリコプターを搭載できる巨大な巡視船はPLH型と呼ばれ、自衛隊の護衛艦とほぼ同じサイズです。

 

主な武器は3つ。

 

大砲、機関砲、高圧水銃です。

 

最も強力な装備、主砲はボフォースMk.3 40mm単装機銃を2基搭載。

 

最強のアメリカ軍だけが装備できるA10サンダーボルトは下の写真のような30o砲弾を使用。ほぼ大砲サイズの砲弾ですが、しきしま巡視船はさらに巨大な40o砲弾を搭載。
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大砲とは思えない速さの連射で敵を打撃します。

 

それ以外に、副砲としてM61バルカン2基を搭載しています。

 

M61バルカンの砲弾サイズはペットボトルほどの長さがあり、こちらも巨大。
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バババババというよりも、ドゥルルルルルルという、まさにバルカン砲です。

 

この他に、高圧放水銃を装備。

 

対船舶用で、その威力も強力。100m近い射程を持っています。

 

 

しきしま型はもともとプルトニウムを海外から輸送する際の護衛船として開発されましたが、近年中国が日本近海で活動、また海賊対策で海外派遣の任務が急増します。

 

そこで、常時遠方に展開できるよう、最低3隻の取得を目指し造船され、結局5隻の巨大巡視船しきしま型を日本は保有することになります。

 

自衛隊の護衛艦はミサイルや防空能力が高く、遠方の船同士の戦闘を想定していますが、海上保安庁の巡視船は接近戦です。

 

北朝鮮の不審船と銃撃戦になった経験も踏まえ、接近戦の防御能力は軍艦を凌ぐほど強化されています。

 

例えば、乗組員が集まる船橋は、防弾プレートで守られ、窓は防弾ポリカーボネートが張り巡らされています。

 

これによって、敵の機関銃程度の攻撃を防ぐほどの防弾能力を持っています。

中国も海警3901という大型巡視船を保有

日本のしきしま型巡視船は、最新イージス艦に迫るサイズですが、中国が開発した巡視船の海警3901はそれを圧倒的に上回るサイズです。

 

そのサイズが1万2千トン。これは中国の最新イージス艦D55型とほぼ同じサイズです。

 

アメリカや日本のイージス艦より1.5倍ほど巨大で、アメリカではモンスター巡視船と呼ばれるほど。

 

日本のしきしま型巡視船の2倍です。

 

船体にはレーダー対策として若干のステルス構造となっており、主砲は軍艦と同規模の76mm単装速射砲を装備。

 

速力は25ノット、遠洋で長期間作戦を遂行できます。

 

中国が海警3901を保有する理由は明確です。

 

南シナ海における実効支配と、取り締まり。

 

すでに中国は他国が領有する島を力によって奪い始めており、奪った島を実効支配しています。

 

中国が領有化した島に近づく他国の船舶を取り締まり、逮捕や攻撃を行っています。

 

 

日本でも尖閣諸島の問題があります。

 

日本が保有する尖閣諸島の領有権を中国が主張。

 

南シナ海の島と同じように、巡視船を派遣し、実効支配を狙っています。

 

現在、日本は中国に対応するため、6500トンのしきしま型巡視船を尖閣付近に常時展開させ、実効支配の継続を目標にしています。

 

実効支配とは皮肉なもので、日本が尖閣の領有権を主張したとしても、中国が実効支配したらそれで終わりです。

 

中国の実効支配を防ぐために、世界最大級の巡視船を常時派遣するという、莫大な予算を投じて領土を維持する必要があります。

 

世界のGDP | どうやって日本が陥落し中国が発展したかで紹介する通り、中国の経済規模は日本の5倍。
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持久戦では日本の疲弊が必死です。

 

日本周辺の制海権が、アメリカから中国に変わってきており、海上保安庁の役割は、今後も大きく変化していくことと考えられます。



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