最強のオスプレイのすべて | V-22高速ヘリが注目される理由

最強のオスプレイのすべて | V-22高速ヘリが注目される理由

オスプレイ

オスプレイ
ヘリコプターのように垂直に離陸し、飛行機のように水平飛行するアメリカ軍最新のオスプレイV-22。

 

事故や騒音の問題が取り沙汰される中、オスプレイの本当の実力に迫ります。

オスプレイの特徴

オスプレイは、アメリカのヘリメーカーベル・ヘリコプター社と、飛行機メーカーボーイング・バートル社が共同開発した最新の軍事航空機です。

 

1960年代に開発した双発ヘリV-107 シーナイトの後続機として開発が進められてきました。

 

最大の特徴は、速度約2倍、航続距離約5.6倍、行動半径4倍、輸送兵員数2倍、飛行高度約3.5倍、物資積載量約3倍という、これまでのヘリコプターの常識を大きく超える革命的な機種となっています。

 

離陸や着陸の際には、プロペラをヘリのように利用し、飛行中はプロペラを推進機、翼を揚力発生器として使うことで、この特徴を最大限発揮しているという訳です。

 

離陸の様子がこれです。着陸の様子も同じ動画に入っています。

 

加速減速の速さ、離陸着陸のスムースさには圧巻です。

 

具体的に見てみましょう。

 

通常、ヘリコプターの最高速度は時速300qが限界だといわれています。

 

理由は回転翼にあります。

 

離陸する際には、回転翼に均等に空気が触れることで、均一した揚力を得られますが、ヘリが前進するとき、回転翼にかかる揚力のバランスが崩れます。

 

例えば、回転翼が左回転しているとします。

 

ヘリが前進すると、回転翼右側に早い空気が流れ揚力が大きくなり、逆に左側は空気の流れと同じ方向に回転翼が動くため、揚力が小さくなります。

 

よって、へりが速度を上げるほど、右側の揚力が大きくなり、ヘリが傾いてしまいます。

 

この傾きを抑えるため、ヘリのローターは1回転する間にローターの角度を変える、まさに精密機械のような動きになっています。

 

ここで問題が発生します。

 

ヘリが300qの速度を超えると、ローターの角度で左右の揚力を調整する限界を超えるのです。

 

つまり、ヘリは速度を上げるほど、左右の揚力の差が生まれ、揚力差を調整できる限界速度が300qという訳です。

 

オスプレイが飛行する際には、回転翼を前進するための推進機としてのみ利用するため、ヘリに見られる限界速度が無いということです。

 

オスプレイの最高速度は時速550q以上といわれており、まさに最速のヘリコプターなのです。

 

続いて航続距離です。

 

通常のヘリは、高度を維持することと、前進することの両方に回転翼を利用します。

 

よって燃費が悪く、500q〜1500qが限界となっていました。

 

一方、オスプレイは3600qもの航続距離を持っています。

 

これは、札幌空港から那覇空港まで飛べる距離となっており、驚異の航続距離を持っていることがわかります。

 

今まで各国の軍は、戦時において、きめ細かな輸送や後方支援はヘリコプター、遠方や大量の物資輸送、人員輸送には輸送機というように使い分けていました。

 

オスプレイを導入すれば、1つの機種で万能な作戦をこなすことができるため、まさに戦争における革命ともいわれています。

 

更に、戦時以外にも、人命救助や災害派遣の際にオスプレイが投入されれば、その能力が飛躍的にUPすることから、世界中から注目されています。

 

日本では、騒音や事故などで、一部で反対運動が起こっていますが実際のところはどうなのでしょうか。

オスプレイは非常に安全

アメリカ軍では、様々な航空機やヘリコプターを10万時間当たりの事故率を算出し、安全な運用を行っています。

 

オスプレイはこの値が1.93となっており、アメリカ海兵隊全体の航空機平均2.45を大きく下回っています。

 

また、騒音に関しても、垂直離陸時は通常のヘリコプターと同程度、水平飛行時はヘリコプターよりも小さいと評価されており、データ上、かなり安全で静かな航空機だと言えます。

 

このオスプレイ、すでに日本への導入が決定しており、離島防衛や災害派遣に利用される日が近いうちに実現します。

 

大量の物資や人員を、日本のどこにでも輸送可能な垂直離陸機ということで、今後オスプレイの役割はかなり大きなものになると言えそうですね。

 

コックピットから見るオスプレイも爽快です。

 

 



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