あまり知らないユーロファイタータイフーン戦闘機の強さとは

あまり知らないユーロファイタータイフーン戦闘機の強さとは

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引用:https://www.businessinsider.com/award-winning-picture-of-eurofighter-typhoon-2014-5

 

ユーロファイタータイフーンは、イギリス、ドイツ、イタリア、スペインの4ヶ国が共同開発した第4.5世代に分類されるヨーロッパ最新の戦闘機です。

 

有名なF22やF35戦闘機に影をひそめるユーロファイタータイフーンは、意外にその戦闘力は高いのです。

 

ユーロファイターの強さと特徴を超詳細に紹介します。

自国で戦闘機を開発したいヨーロッパ

当時、イギリス、ドイツなどヨーロッパ各国は、自国で戦闘機を開発し配備していました。

 

しかし、ロシアが最新の戦闘機を開発し、時代遅れとなったヨーロッパ各国は焦ります。

 

このころ、アメリカではすでに第5世代戦闘機を開発していましたが、その開発費は莫大であり、ヨーロッパ諸国各自がそれぞれ独自の戦闘機を開発できるものではありませんでした。

 

そこで、イギリスを中心とし、4各国が共同で新型戦闘機のコンセプトを計画。

 

当時最強だったF15戦闘機を上回る戦闘機の開発をスタートします。

ユーロファイターの特徴

戦闘機は第一世代から始まり、最新・最強のF22やF35を第5世代、日本の制空戦闘機F15が第4世代に分類されます。

 

そして、このユーロファイタータイフーンは、第4.5世代に分類され、F22ほどのステルス性能は無いものの、F15を大きくしのぐ性能を持っています。

 

戦闘機を単純に第4世代、第5世代と呼びますが、世代間の戦力差は圧倒的です。

 

第3世代のF4が第4世代のF15に勝てないように、日本のF15戦闘機はF22に勝つことができません。

 

それほど圧倒的な戦闘力の差があります。

 

下記のデータはBAEシステムズ社が算出した戦闘機の戦力差を示すデータです。
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ロシアの戦闘機Su-27と戦闘したときの勝率を分かりやすくまとめたものであり、50%が勝率五分五分です。

 

最新の第五世代戦闘機F22は圧倒的な戦闘力を持っており、9割以上の確率でロシアの戦闘機に勝利します。

 

一方、1世代前の第4世代戦闘機、F15では、勝率が5割以下に低下します。

 

そして、ヨーロッパが開発したユーロファイタータイフーンは、勝率82%となっており、やはり世代が0.5世代進んでいるだけ、戦闘力も高いのです。

 

このデータには不正確な部分もあります。

 

例えばF15Cは戦闘機を撃墜することが専門の制空戦闘機であり、爆撃も行うマルチロールがたF15E戦闘機よりも勝率が低くなっている点は謎です。

 

確かに、F15EはF15戦闘機では最新ですが、迎撃専用に設計された戦闘機よりも強いことはあまり考えられません。

 

これらの不正確な部分を含めても、ステルス性能を持ち最新のコンピュータを搭載するユーロファイタータイフーンの戦闘力は相当なものであることは間違いありません。

 

少し具体的に見てみましょう。

 

エンジンが強力

ユーロファイタータイフーンは、強力なエンジンを搭載し、アフターバーナーを使わずマッハ1.5の速度を発揮します。この性能をスーパークルーズ性能と呼び、最新のF22に匹敵する機動力を誇ります。

 

また、停止から離陸まで僅か8秒という加速力です。ちなみ一般的な乗用車が停止状態から100km/hに達する時間は10秒を切ると速い部類に入ります。

 

ユーロファイタータイフーンは、乗用車が100km/hに到達する前に空高くに飛び上がっているという訳です。

 

爆弾を搭載しながら敵戦闘機を撃墜できる

ユーロファイタータイフーンは制空任務、迎撃任務のどちらもこなせるマルチロール戦闘機に分類されます。

 

通常、マルチロール型は迎撃任務と爆撃任務の搭載兵器は異なり、もし爆撃任務中に敵戦闘機と接触した場合、爆弾を投棄して迎撃任務を行う必要がありました。

 

ユーロファイタータイフーンは、爆弾を備えたまま敵戦闘機を迎撃できるため、マルチロール型戦闘機の中で最も柔軟に多種類の任務をこなせる戦闘機となっています。

 

兵器の搭載量がすごい

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上の写真はユーロファイタータイフーンが実際に様々な種類の兵器を搭載している様子です。最大で13か所兵器を搭載可能です。

 

対地、対空、対艦ミサイルを同時に組み合わせることで、様々な任務に対応でき、また対空ミサイルのみを搭載すれば、ユーロファイタータイフーン一機で、同時に多数の敵を相手に出来ることを意味しています。

 

日本に飛来したユーロファイタータイフーンと、航空自衛隊のマルチロール機F2との貴重な2ショット動画です。↓

常にアップグレードを続ける

ユーロファイタータイフーンを製造に関係するBAEシステムズ社は、F35が導入される前に、ユーロファイタータイフーンの購入を日本に持ちかけました。

 

その条件はかなり日本に有利なものでした。ライセンス生産が許可され日本がタイフーンを生産できる、また様々な装備も柔軟に変更できるなど、F35では考えられないほど手厚い条件でした。これは自国で戦闘機を開発していない日本にとって非常に魅力的な提案です。

 

しかし、日本周辺には軍事大国ロシア、中国が存在し、どちらも最新の第5世代戦闘機を開発導入しています。

 

世代間の格差が大きい戦闘機はたとえ0.5世代であっても命取りであり、結局日本は最新世代第5世代戦闘機の導入を決めました。

 

アメリカは軍需産業を国益の柱としており、同盟国に対してアメリカの武器、兵器を買うよう圧力を掛けます。

 

また、有事にはアメリカと共同作戦を行うため、アメリカが採用する兵器を導入したほうが連携しやすいことに間違いありません。

 

第4.5世代戦闘機のユーロファイターに続き、ヨーロッパでは第六世代の戦闘機を模索し始めています。

 

第六世代戦闘機|アメリカ、日本、ロシアの構想で紹介する通り、アメリカは第5世代戦闘機の配備を順調にこなし、中国、ロシアは第5世代戦闘機の配備を2020年頃までにスタートする予定です。

 

世代が進むごとに開発費が莫大になる中、今までほとんど開発に携わらなかった日本が、どのように第六世代戦闘機の開発に参加するのか注目です。



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